Windows 11が発表され、互換性のチェックツールも公開されたので手持ちのPCをチェックして回るのですよ。
天気予報だと天候がよろしくないはずだった土曜日、普通に晴れています。・次期WindowsのWindows 11が発表に、互換性を確認するツールを試してみる■Windows 11発表。年内提供予定でWindows 10からは無償アップグレード - PC WatchWindows 10が世に出てから数年、10が最後のWindowsバージョンという話だったと思うのですが今秋次期バージョンの11がリリースされるようですね。元々はWindows 10 21H2になるはずだったようですが、UIの大幅な変更や新機能などの規模からメジャーバージョンアップとなるようです。Windows 11ではハードウェア要件が10に比べて上がり、大きなところでTPM2.0が必要となるほか32bitプロセッサの非サポートなどWindows Vistaの頃のPCを7や8・10まで上げて使っていたユーザーはとりあえず11にはアップグレードできないようです。使用しているPCでWindows 11が実行可能かどうかをチェックするツールが公開されていますので、手持ちのPCで試してみることにしました。まずはメインの自作機、■CPU:Intel Core i7-8700K■メモリ:32GB■ストレージ:500GB NVMe■GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070という構成となっており今となっては一昔前の構成ではありますがグラボも交換して特に不自由なく使っているマシンです。PC正常性チェックツールについている互換性確認機能を実行すると、Windows 11を実行できるとの判定結果となりました。自作機ですのでマザーボードのUEFIセットアップでSecureBootを有効にし、CSMは無効でIntel PTTを有効にする必要があります。組み立てて数年ですがまだ現役を続行できそうです。次にサブのノートPC、NEC LAVIE Note NEXT NX750/NAGですが■CPU:Intel Core i7-8750H■メモリ:64GB■ストレージ1TB NVMe + 1TB SATA■GPU:Intel UHD Graphics 630という構成となっており、こちらもメインと同様に第8世代のCoreプロセッサを搭載しておりメモリとストレージに至ってはメインを超えている下剋上(!)なスペックです。こちらも同様にPC正常性チェックツールの互換性確認機能を実行すると、同様にWindows 11を実行できるとの判定結果となりました。こちらは特にUEFIセットアップ上で設定を変更する必要は無く標準でSecureBootは有効・CSMは無効でIntel PTTも有効になっています。メインよりは新しいのでこちらも現役続行ですね。次にサブでもモバイル用のノートPC、Dell Inspiron 13(5370)初音ミクVer.ですが■CPU:Intel Core i5-8250U■メモリ:32GB■ストレージ:500GB NVMe■GPU:Intel UHD Graphics 620という構成となっており、上の2機種同様に第8世代のCoreプロセッサになりますがコードネームはCoffeeLakeではなくKabyLakeのマイナーチェンジ版、KabyLake Refreshになります。上の2台よりさらに後に購入したものですが、こちらもPC正常性チェックツールの互換性確認機能を実行すると特に問題無くWindows 11を実行できる判定結果が出ました。LAVIE同様にUEFIセットアップの設定変更は必要ありませんでした。今のところ3戦全勝という感じですね。最後が面白そうだからと入手した(!)小学生向けPC、富士通LIFEBOOK LH55/C2ですが■CPU:Intel Celeron 3865U■メモリ:16GB■ストレージ:480GB SATA■GPU:Intel HD Graphics 610という構成となっており、モデルナンバーだけでは分かりづらいのですがこれだけ第7世代Core系、KabyLakeなCPUを搭載しています。実際のところ購入はこの中で一番後なのですが、PC正常性チェックツールの互換性確認機能を実行すると、ここでやっとWindows 11は実行できないという判定結果が出ました。PowerShellコマンドでTPM 2.0が有効になっていることは確認できており、グラフィックドライバも最新のに上げて試しても変化はありませんでした。IntelのCPUで言うと第8世代と第7世代の間にWindows 11が実行できるかどうかの壁があるようです。Microsoftが公開しているWindows 11でサポートされるIntel CPUのリストを見ると、■Windows processor requirements Windows 11 supported Intel processors | Microsoft Docs見事に第8世代以降のCoreプロセッサしかサポートされていないことが分かります。今後このリストに過去のプロセッサが追加されるのかどうかによって、古いPCが続投可能かどうかが変わってきますが少なくともSandyBridgeなどのCPU内にTPMを持たない古いPCではWindows 11は動かなさそうですね。動向を注視しつつ、手持ちのPCの進退も考えていく必要がありそうです。まぁWindows 10もあと4年ほどはサポートされるので、急いで行動に移る必要も無いですけどね。