カテゴリ:ことわざから
取り返しのつかないような失敗を犯した時、「足をジタバタ踏んで悔しがる」という。
それと同じような言葉で「臍(ほぞ)を噛んで悔しがる」とも。 「臍」とは「ヘソ」のことだ。 でも、自分のヘソを自分の口で噛むことができるだろうか? 身体の軟らかい体操の選手や中国の「雑技団」のメンバーならいざ知らず、とても普通の人間では不可能なことだ。 どんなに努力しても再び元に戻るとか成功する見込みがないなら、あっさり諦めるのも一つの方法。 そんな不可能なことを後悔して「臍を噛んで」も、あまり益でないと思うのだが。 でもまた別の見方もある。 「臍を噛む」ような失敗がきっかけで,本人がやる気を起こし、立派な成果を出すことが出来たという成功例もあるから。 今日も熱闘甲子園の戦いで、負けたチームは泣き崩れるシーンが幾度も。 でもか彼らの負けは「臍を噛んで悔しがる」というのとは少々違うだろう。 負けて爽やかな表情も見ていて清々しく感ずる。 マンガ「ドカベン」のモデルになった「新潟明訓」も、今日「大垣日大」に負けた。 あまり悔しさはない。むしろここまで来れたことが上出来だったという声も。 これではハングリー精神が不足だとお叱りを蒙るかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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