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2009年06月09日
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カテゴリ:ことわざから
ことわざに「遠くて近きは恋の道、近くて遠きはいなかの道」というのがある。

確かに男と女の間での出来事は、ときには理性や理屈ではどうしても説明出来ないこともある。

燃えるがごとき恋の炎には、半端な水など全然受け付けない。

少しくらい遠くても恋に距離は関係なくなる。


いまから40年以上前を思い出せば、私たち夫婦も同じような道を辿っていたように思う。

妻が東京で、私が新潟という遠距離恋愛の時期が数年あった。
今でこそ新幹線で2時間弱で行ける距離になったが、その頃はまだ特急列車で4時間、鈍行列車なら6時間以上もかかる遠距離だった。

でも逢いたさ見たさの一念で、とうど両方からの中間距離にある越後湯沢に双方から電車に乗ってデートしたことさえある。

晴れて結婚し、この遠い距離から枕を並べて寝ることが出来、手を伸ばせばいつでも触れることが出来る距離にまで寄ることが出来、それはまさに夢のようなことでもあった。

ところが、長年連れ添ってきた夫婦に熟年離婚がひそかに進行しているというニュースを聞く。
「近くて遠きは夫婦の仲」というわけだ。
でもどういうわけが、今日の新聞の新潟版には「昨年の離婚率は、新潟県が全国最低だった」と載っていた。

いいのか悪いのか?

「仲がいい証拠だから」というならいいことだから問題ない。

でも「お互い離婚に踏ん切られない意気地なしが多いから」といったらあまり褒められたものでない。

私は前者の説を信じたい。

もちろん、女房孝行を怠らない努力は続けなければいけないと心得て(苦笑)







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最終更新日  2009年06月09日 22時46分23秒
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