カテゴリ:社会の一こま
前日の「恐れていたことが」の日記に対し、いろいろアドバイスや激励いただき、ありがとうございました。
とても心強く思った次第です。 予想した通り、翌朝の顔はまったく前夜の顔つきと変わっており、穏やかな顔で「ありがとう」の言葉を連発でした。 「オレ誰だか分る?」とよっぽど尋ねようかと思いましたが、それは酷のように思えたので止めました。 妻が言っていました。 同じような介護をしている人達との懇談会で、あまりにひどい状態で「いっそ首を絞めて一緒に死にたい」と思ったことのあるひとが数人いたとのこと。 まだ我々はそこまでいっていないのだから幸いだと思うこともある。 考えたらオフクロも本当に可哀相だと時々思う。 以前は身体が思うようにいかなくとも、テレビを観て退屈を紛らわすことも出来たのに、いまはテレビを観ても内容が理解出来ない状態になっている。 家にいる間は、寝ているしかない。2~3度用足しのために起きて手すりにつかまり半立ちすることと、食事でベッドに腰をおろして座ることだけの生活だ。 何の楽しみもないで生きていることなど、私にはとても考えられないし耐えられるものでない。 でも考えようによっては、認知症という病気が精神の崩壊を取り除いてくれているのかもしれない。 きっとまともな精神状態だったら、今頃生きていられないのかもしれない。 あと何年こういう状態が続くかわからないけど、私たち夫婦の間で生きている親はこの私のオフクロひとり。 後悔しない介護だけは続けていきたいと思っている。 この積んだ苦労が、もしかしたら今度は自分に帰ってこないとも限らないのだから・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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