カテゴリ:ことわざから
このタイトル見ただけで、この日記は「ただモノでないな」と想像した方もおられよう。
確かに「精力絶倫」という言葉のイメージは、「脂ぎった嫌らしい男の顔?」が思い浮かぶ。 でも、もともとのこの言葉は「精力が並外れに強いこと、ケタ外れ強い人、疲れを知らないタフなこと」などに使われ、「エネルギッシュで強い人」という意味だったのかもしれない。 ところがそれがどんどん別の方にいって、性的な意味を含む皮肉な言い方に変わってしまったようだ。 めいいっぱい仕事をこなし、夜はお酒に徹夜麻雀、おまけに翌日ゴルフときたら「いや~あなたの精力絶倫には驚きました」と精一杯褒めたつもりが、「俺はタフなだけだ!そこいらにいる女遊びする精力絶倫のスケベ野郎と同じにするな!」と怒られたとか。 内心、精力絶倫になって思う存分やりたいことをやってみたいなんて憧れる輩もおられるかもしれない。 そこで登場するのが「ニンニク」。 このニンニクを食べると絶倫になるという言い伝えがある。 古代エジプト王国の国民は、ニンニクをかじりながら日々重労働に従事し、あのピラミッドが建ったとも言われている。 また、日本のお寺では酒とニンニクは御法度という掟があったという。 なぜならニンニクを食べて精力モリモリになっては、あらぬ方に頭がいって現世の欲望を断ち切るという修行に差し支えるというわけだ。 いまでも、ニンニクを元にした健康食品が多数出回っている。 その宣伝文には滋養強壮、精力アップ等々の言葉が載っているものもある。 もともとニンニクの主成分はビタミンB1である。このビタミンB1は疲労回復の効果があることは分っている。 ただし、その成分は摂取量に限度があり、限度をオーバーすると汗や尿とともに体外に排出されるようになっている。 よって、ニンニクの食べ過ぎは一定量を超えると体臭を増すだけだ。 さらに摂り過ぎは胃炎や貧血の原因にもなるので、適量で止めておくことが最善策だ。 いっぱい食べたら精力絶倫になれるなんて思ったら大間違いだ。 ニンニクひとかけらを食べて、「これで今夜は大丈夫だ!」と自己暗示をかけて臨むくらいにしておいた方が無難らしい。 私はニンニクの力など借りずに・・・・・・(笑) 話しは変わるけど、ちょっと「精力絶倫」のイメージに似ていた(?)小沢さんが今夜辞任撤回したとか。 なんでそうなるなら、あんな大騒ぎしたんだろう? 失ったもの多く、新しく得るものゼロ。 いくらニンニクをいっぱい摂っても、全部外に排出するだけと同じで、いくら言い訳しても何処まで国民に理解してもらえるか・・・・??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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