カテゴリ:社会の一こま
88~89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)の死刑執行が行なわれたというニュースを聞き、「ああ、そういえば世間を震撼させたあの事件の犯人が、とうとう死刑になったか」と思った。
だからといって亡くなった4人の女の子は戻ってこない。 地震の被害で、もう生きて戻ることは限界ではないかと思われる犠牲者を懸命に捜索しているシーンと、余りにもギャップの大きを感ずる。 人の命の地球より重いという名言も、先日の秋葉原事件の前ではモロくも崩れる。 鳩山法相は昨年12月、就任約3カ月で3人の執行を命じた。それ以降、約2カ月ごとに3人(今年2月1日)、4人(同4月10日)、3人(今回)と異例の早いペースで執行が続き、これで計13名が執行されたことになる。 近年は平均約7年かかっていた判決確定から執行までの期間も、前回の執行では3人が4年以内、今回も宮崎死刑囚の2年4カ月をはじめ3人全員が4年以内だったという。 刑事訴訟法の「確定から6カ月以内に執行」という規定を鳩山氏が意識しているのは間違いないとも言われている。 なかには就任期間中、1名も執行にサインしない法相もいて問題になったこともあった。 一方で死刑廃止論が高まっている。 そういう人達は、秋葉原の犯人もやっぱり死刑はいけないと主張するのだろうか? これからもっともっと死刑のあり方が論議されるかもしれない。 それはとりもなおさず来年からスタートする裁判員制度で、市民が死刑判決を決めることもあるのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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