カテゴリ:社会の一こま
普段私は仕事をしならがラジオ放送を聞いている。
これまではどちらかというとNHK-FMの音楽をバックミュージックとして聴いていた。 でも最近はNHK第一放送をよく聴くようになった。 大勢の人のFAXやメールでのお便りが紹介されるが、なかなかためになる内容が多いので、自己啓発のためにもいいなと思いつつ聴いている。 ときには笑ってしまったり、なるほどと感心したり。 ここのところ子供たちが夏休みに入ったので、恒例の「夏休み子ども科学電話相談」が始まった。 子どもたちの素朴な質問や身の回りのふとした疑問に答えるこの「夏休み電話相談」は今年で25年目を迎えるという。 今年は新しく「いのちの不思議」というジャンルを設け、生命の起源や遺伝子、万能細胞など、このところ注目されている生命科学に対する質問にも答えるようになった。 今日も女の子が「生命の誕生」について質問してきた。 答えたのはT生命誌研究館館長…中村 桂子さん。 子供に分かり易く説明されるので感心して聴いていた。 女性の卵子に男性からの精子が結びついて新しい生命が誕生する模様を解いていた。 1個の卵に数億という多くの精子が目指し、その中の1匹が到達すると膜が張り、もう他の精子は寄せ付けないようになっている人間の精密な身体のしくみのことなども説明。 そして質問した子に対しても「あなたもこうしてご両親から選ばれて生まれて来たのよ。だからせっかくいただいた命を大切にしていきましょうね」と。 ここで終わるはずだったのだが、「あの~、どうしたら精子と卵子が一緒になれるの?」と。 さすがに先生も、これ以上詳しい説明は出来なかった。 「もう少し大きくなったら学校で勉強してね・・・・・」 子供「うーん、そこのところがどうしてもわからないんだよね~」 最近の学校での性教育は、どの程度まで教えるようになっているのか分らない。 私達の頃は中学生になると、保健体育は男女別々で教わった。 教科書では女性の生理については載っていたように思うが、妊娠、避妊、性病なんていうことは先生の口から教わった記憶はない。 言い換えれば、私達の子供のころは、きちんとした性教育などなかったのだ。 思春期になって、性のことが急速に関心をもつようになり、これらの説明がある本をむさぼり読んだような気がする。 こういう本が唯一のよりどころであった。 それが変な興味本位の内容だと、誤った知識が身に付き、結果としてリスクを伴うことにもなり兼ねない。 今では避妊方法、コンドームの付け方を実際教える学校もあるとか。 でも、あまり詳しい教育は良くないという意見と、できるだけ早くから教えるべきだという意見が分かれているということも聞いている。 生命の尊厳という立場で、どういう順序でどの程度まで踏み込んで子供たちに教えていくのがベターなのか、これからの性教育の課題のようである。 もう少し踏み込んだリアルな書き込みをしたら「公序良俗に反する内容が含まれている」という警告が出て受け付けてもらえませんでした。該当すると思われる表現や言葉をカットしたらようやくパスしました。 でもそのため中途半端な内容である事をご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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