カテゴリ:ことわざから
「青は藍より出て藍より青し」
弟子が先生よりすぐれていることのたとえで、人が成長する上で、教育や本人の努力がどんなに大切かということを説いている。 ある青年は「自分に仕事を教えてくれた先輩、上司にはかたちで恩を返すことは出来ません。その恩返しは、教えてもらった人よりその仕事をうまく出来るようになることが最大の恩返しだと今でも思って仕事にはげんでいます」と決意を述べている。 いやはや、素晴らしい決意だ。 でも、こんな気持ちを持っているひとが、果たしてこの世の中にどれほど居られることかと思ったりする。 悔しいことに、私は全然そんな気持ちを持ったことがなかった。 もしかしたら負け惜しみの気持ちが強いのかもしれない これをもじった 「夫婦は愛より出て、愛より深し」の方がしっくりいく。 夫婦というカップルになる前に、愛がまず問題だ。 このひとと一生連れ添って生きていきたいという愛が芽生え、このひとにすべてを捧げても悔いはないと身体を合わせる。 そして年月が経て家族という集団が出来上がる。 もはやその頃になっても暇あるごとに「大好き」だの「愛してる」だのの、夢物語的なことを口走っている余裕などない。 現実はそれだけでは済まない厳しい生活が待ち受けている。 でもでもである。 やっぱり愛があって出発した夫婦なら、人生の最後まで和やかに二人で過ごしたい。 むしろ、若い頃より晩年になり、その愛の深さを感ずることもあるはずだ。 この深い愛情を知ることが出来たとき、至福の境地が確保出来るのだと思う。 何とかそうありたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ことわざから] カテゴリの最新記事
|
|