カテゴリ:社会の一こま
最近の漢字ブームに水を差すような事件が明るみに出たようです。
ニュースではこう伝えている。 「公益事業では認められない多額の利益を上げていた財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)が、 大久保昇理事長と長男の大久保浩副理事長が代表を務める4社に2006年度以降、約66億円の業務委託費を支払っていたことが9日、分かった。 文部科学省の調査には、このうち約14億円分しか報告していなかった。 文科省は同日午後、経営実態を把握するため、公認会計士を同行させて協会への立ち入り検査を行った。」 さっそく財団法人「日本漢字能力検定協会」のHPには 「この度は、弊協会の報道に関する件で、受検者の皆様や検定実施団体の関係の皆様にご心配をおかけしておりますこと、誠に申し訳なくお詫び申し上げます。記事の内容については、現在事実の確認をしております。文部科学省の立ち入り調査については事前に予定されていたものであります。いずれにいたしましても弊協会としましては、文部科学省の調査に全面的にご協力し、その調査結果を皆様にご報告するとともに、今後の運営計画に反映していく所存です。 受検者の皆様や検定実施団体の関係の皆様にご心配をおかけしたこと重ねてお詫び申し上げます。 」というコメントを出している。 なお、2月13日に予定されている検定試験は、予定通り実施するという。 でも、こんな話題が持ち上がっては、情熱も冷めて受験生は力が入らないのではなかろうか。 せっかく受験を目指してきた人達には可哀相というしかない。 私も今春仕事を辞めたら、頭の活性化(ボケ防止)のためにも、麻生さんのようにバカにされないためにも、漢字検定試験に挑戦してみようかなと考えていた。 でも、何だかバカバカしくなったので自分で勉強はするが、検定試験までは考えないことにしよう。 参考までに検定料はいくらか調べたら、受検する「級」ごとに異なり、最も高い1級で5000円、最も安い8―10級で1500円とのこと。 文部科学省は、検定実施に必要な経費を大幅に上回る「料金設定」になっている 可能性が大きいとみているようだ。 ぼろ儲けしても税金は免除。 理事長の私物化のような状態で、儲けを自分の関連会社に落ちるようにした手腕は悪党ながらアッパレというしかない。 もうこれ以上好き勝手は許されなくなり、協会から追放かな? 悪いことは長続きしないことを広く世間に示す必要がありそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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