カテゴリ:社会の一こま
今日の日本の不毛と化した政治の原点は、もしかしたらこの発言のなかにあるのかもしれない。
麻生太郎首相は10日夕、2005年の衆院選に関し「あの時『(郵政民営化関連法案に)4分社化(が盛り込まれていると)知ってましたか』と言われたら、知ってる人はほとんどいなかった」との認識を示した。さらに「国民が(争点と)感じていたのは、郵政民営化かそうでないかだけだった。(民営化の)内容を詳しく知っていた方はほとんどいなかった」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 首相は9日の衆院予算委員会で「あの時(衆院選)は民営化で問うた」として、自らが見直しに言及した4分社化は争点とはなっていなかったとの認識を表明。10日の発言は、これを補強する狙いからとみられるが、当時の有権者の政策理解に疑問を呈したものと言え、新たな波紋を呼びそうだ。 2005年衆院選での小泉劇場で、これまで観たこともないような闘い劇を見せつけられ、民衆は面白いとばかりに喝采して投票した。 いわゆる「郵政民営化選挙」であった。 そして与党は3分の2を超える絶対多数の議席を国民からもらい、その後は次々と法案を通した。 民主主義での多数決に対し、誰びとが異議を唱えてもそれは通じなかった。 その反省からか参議院選での票が野党に回った。 その結果、衆参ねじれ国会はいろいろな面でその機能を果たせなくなった。 そして今日がある。 安倍、福田、麻生と三代総理は迷走している。 そして今日の冒頭の麻生総理の発言内容。 当時の有権者の政策理解がなくての得票結果が現在の衆議院の議席だ いまある姿は「あなた方国民の投票結果なのだから、いまさらツベコベ言うな」ということなのだろうか。 国民も甘く見られたものだ。 もうウンザリだ。 変な訳の分らない発言など聞きたくない。 早く民意を問う総選挙を行い、この閉塞感漂う日本をもう一度元気ある姿に変えることこそ、最大の即効薬ではなかろうか。 自民党が勝っても、民主党が勝っても、どちらが勝ってもそれで国民から文句は出なくなる。 いえ、公明党も共産党も社民党も国民新党もその他・・・・とにかく勝てば不満は無くなるでしょう。(もちろん負ける政党もあるが) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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