カテゴリ:子育て支援
今日の託児は、久々で。ここのところ、雑用や子どもの病気に追われ、
なかなか託児活動に参加していなかった私。 グループの託児経験のない従事者が 6名ほど見え、また人数も多かったため、ドキドキでした。 行ったら案の定、どうしようもなく、なき続ける2歳の子がいて、 とにかく、、、どうにもしようがなかった前半。 まず、部屋の中に居たくない。 「ママのとこ行く!」の一点張り。 「外に行く!外に出る!」という言葉に 「でも外に行っちゃったら、迷子になっちゃうかもしれないよ! ママも迎えに来たとき、ココに居なかったらあえなくなっちゃうよ」 といいましたが 「いい、それでもいい!」と言い張り。 ドアに張り付き、開かないドアにまた泣き・・・。1時間ちかく でしょうか。 どうしよう、とはじめは思いましたが、 彼女の言葉を繰り返し「そうだよね、ママが一番だよね」 「そうだよね、行きたいよね、ママのとこがいいよね」 理屈でどうにかしようとしてもこういうときは逆効果、 かな、とおもったのです。 忍耐が要るけれど、とにかく、その子が言うことに共感する。 「このおばちゃんは、自分に危害を加えないし、安心できる」 と思ってもらえるまで待つ・・・。 それは託児の時間が過ぎても、やっぱりダメかもしれないし、 どこかの瞬間で切り替わるかもしれない。 私は一瞬、彼女の気持ちがすっと自分の心をかすめて 泣きたくなりました。 「扉にくっついていたら、外から誰かが開けたらおでこ、けがしちゃう。 もうすこしこっちに座る?」 「中でお絵かきしてみる?」 ・・・何をいってもぜんぶ「イヤイヤ!」 しばらく一緒にいて、話をそらす。「かわいい靴だね」 「ほら、みて!いろーんな色の靴をはいてきたね。○○ちゃんは ピンクだね~!」とか いろいろ話しているうちに、すこしずつ気分が変わる。 私のエプロンの刺繍をさして 「ここにねこちゃんがいるよ!ほら、こっちも。 後ろにもいるよ、みつけてみて!」 「名札にはバーバパパがついているよ!」 「ほら、この消しゴム、しってる?絵がきえるよ!」 そうしているうちに、だんだん笑顔が見えるようになり、 お部屋に戻ることができました。 今日のようなケースは珍しくなく、むしろ物事がわかっている 2歳~3歳児にはよくあることで。 わかっているから、余計に、どうしようもなくなるのです。 今日のこの状態を、新人さんたちは3時間、びっちりと見ていたし、 主催者だった若いお母さんたちも見ていた。(部屋の隅でなんか 話していたので) 預けられた子どもというのは、こういうふうで、 そして従事者はこういう風に身体を張って(というと大げさだけど) 向き合うということ。 そういうシーンを知って、「託児付きのこと」を企画することを 考えていただきたいし、依頼をしていただきたい。 *** とんちゃくなく、といっては失礼ですが このグループは前回も、受付がいいかげんで、受付票のないお母さん、 荷物をもってきていないお母さんなどもいたり、予定外のお子さんが居たりで どういうこと?という感じでした。 それがいやだったので はじめに、私は先方に 「今日、託児を担当させていただくねこのてです。 どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶をし、 受付方法や場所などを打ち合わせ、お願いをしました。 行政などが依頼のものとは、やはり主催者の段取りが違うので こちらもはっきり「こうしてほしい」を、お伝えする必要性を 感じたのでした。 *** 新しく入った方が「今日のお仕事は」といったのが、やはり気になる。 有償だから、お仕事なのかな。 一生懸命やってくださる方と、 「なんでここまでやらなくちゃいけないの」的な人がくっきり 見て取れて、また考えるところありの1日でした。 やはり淡々と「泣いてるなあ~」という目線を送ることで、 相手とは気持ちは通いあわないとおもうし、 相手は人だから。・・・考えさせられます。 *** 夫が先日、手に入れた本「菊と刀」。 難しいかなあ~と思いつつ、日本の子どもについての内容があって 読み始めると、とっても興味深い。 また抜粋したいと思いますが 今日はこのあたりで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.10 21:20:36
コメント(0) | コメントを書く
[子育て支援] カテゴリの最新記事
|
|