カテゴリ:子育て支援
市主催の 講座に参加してきました。
これは今年夏にオープンする子ども関連施設の、 「体験発見ブース」で活動したい「ボランティア」向けの 講座でした。自分たちも「受けさせていただける」ということで 出かけてきました。 先日も書きましたが、これでこの施設関連の講座で「ボランティア」 というテーマでひらかれたものは2つ目。 今回は、「財団法人 児童育成協会 こどもの城」というところから 講師を3人呼び、行われていました。 今回のテーマは 1.ボランティアの意味 2.ボランティアの原則 3.なぜ「子どもの活動に」ボランティアが必要か? 4.施設ボランティアとは? *** この施設で、市民の「ボランティアとしての」参加を、という 方向で、このような講座内容となったものと思われます。 まず、内容を一部紹介します。 ボランティアの役割 →世の中の声を、専門家(行政)に伝える →ボランティアは「無償の労働者ではない」「対等な立場である」 <ボランティアの特性> *ボランティアは、特定の相手のために、自分の出来る範囲で 活動できる。 *一人ひとりに合ったきめこまやかな対応、行政が行うより 良い対応ができる可能性がある。 *あたたかさやぬくもりをもたらすことが出来る *行為に対する報酬をもらうのはボランティアではなく ボランティアが受け取るのは交通費・弁当代 『ボランティア活動とは、自発的に、他者や社会のために、さまざまな人や団体とネットワークをつくりながら、豊かな社会を目指して社会の課題の解決に取り組む、金銭的な利益を第一に求めない活動のこと』 以上、当日の講座の中の、一部抜粋。 *** さて、話はかわって。先日聞いた話です。 市内の、特に子育て支援部門の「子育てサロン」「広場」の スタッフに対して、 その謝金を一回「ワンコイン」=500円 とする動きが 出始めています。 それまで、半日で数千円の謝礼で活動していた 「子育てサロン」や「子育て広場」のスタッフも 「ワンコイン」での活動となる動きです。 この仕組みから想定するに、この市では、 「子育てサロン」や「広場」に関わる スタッフに対して、求めているものが 「特定のスキルや力量ではない」のではないか、ということ。 *** 行政とボランティアの「対等性」と言われるけれど、 「対等とはなにか?」というところが 非常に興味深いものです。 相手が団体の場合 行政と手を取り合う団体が 「自立」しているからこそ、「対等な関係」が築ける。 行政がNPO団体と協働する理由が 「安価に利用できる」ということであるならば、 それはNPOの自立を妨げ、「対等な関係で」事業をおこなって 行こうとする姿勢に反する。 講座の最後に質問をされた方がおられました。 「(行政とボランティアが)同じ土俵に、と(講師が)言ったけれど そのときの、行司はだれになるんでしょう?」 講師の回答・・・ 「行司は、いません。両者が手を取り合って、仲良く前に 進むだけです^^;」 *** 今回のワンコインについては、それまで活動を続けてきた スタッフからは、 「行政から事前に何の説明もなく、突然決まったことだけ通達され、 (結果報告)それでもやりたい人には、活動の場がある、ということになった」 ということを耳にしました。 「行政とボランティアの関係」 は、まさにこうなってしまうんじゃないか? という、事例にもとれますね。 結局、パートナーと「協働」しようというときに その活動の根幹となる部分についての議論に参加する ことができなければ、結局トップダウンにしか ならないのではなでしょうか。 そして、議論に参加するためには「要件」もありますが。 自分たちの思うところの「協働」「対等性」の意味をきちんと 確立しておかなきゃ。 まだまだ理解不足な部分もあります。 ご意見、など お待ちしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.08 10:36:14
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