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まったり Oneday

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2015.11.29
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カテゴリ:子育て支援
自分がどうして子育て支援の活動を始めたのか?

当時は任意団体だったそういう会があったのを、ママ友伝いに知っていました。
でも、よその子をみる託児という活動だったので、
そもそも家事育児を得意とするわけでもない私がそんな世界に
一体何の御縁で…という感じなのですが

当時、居住している市で、子供を預かるボランティアを養成する講座10回コース
があり、その中に自分の子育ての悩みをテーマとする回があったのと、
当時仲良くしていた人の子がまだ幼稚園に上がる前だったので
託児つきだし、行ってみようかというような流れだったように記憶しています。

当時の任意団体さんの代表者の方が、夫を通じた知り合いだったので
入会はその流れからでした。

ですから、

プロが支援する、
という意味では私はド素人でしたので、それにあたりませんでした。

それでも入会して活動し続けてきたのはどうしてだったのだろう。

決して、自分の「能力」や「余力」で「誰かを助ける」「誰かを支える」
といったようなことを考えたことはありません。

ただ。
自分の子育てが、万々歳の、楽しい、楽勝なものではなかったがゆえに、
もしそんな思いをしている人がいるとしたら。
少しでもそういう人が、減ってほしい。

ただただ、そういう思いがありました。

***

乳幼児期。

子どもたちはかわいい、とにかくかわいいけれど
手がかかる。
大人の力を借りなければ生きていけない。
その大人とは?

我が家の場合は、母親である「私」ほぼオンリーでした。

もちろん、外で働いてくれている夫の力だって、ないわけじゃないのですが。
(直接、かかわる時間のウエイトとして)

別に母親オンリーでも、なんとか楽しく苦も無く子育てなされれば
それはそれでありかもしれませんが、
でも、そんなことってあるんだろうか?と思うんです。

24時間365日、自分の時間を持てず、とにかく「小さい人」中心に暮らす毎日。

その責任が、ある大人一人の背中にかかるとしたら?
想像するだけでも、めちゃくちゃなことではないでしょうか。


手がかかるときだから、そして
成長が大きいときだからこそ、子どもたちにかかわる大人が
いろんな意味で、少し余裕を持ち、
かかわることが本当に大事なことだと思うのです。

そのためには、何が必要なのだろう?

私がかかわってきた活動は、
保育園に預けていない人も、講座の間は子どもを託児に預けられるというのが
中心でしたので、
「保育に欠けない人の受けられる、数少ない、自分の時間をもてる貴重な支援の場」でした。

その場を保っていきたい。
なくなってほしくない。

その一心で、かかわり続けてきたのだと思います。

私ができるのは、
大学時代からPCに少し触ってきたので、事務的なことと

「子育てに苦悩した人の一人」として、もし役立つ何かがあれば。

ということに尽きました。

***

それでも、本当に子育ては答えがないといえば答えがない、
子も親も環境も人それぞれ。

でも、本当は「大事にしたい何か」を共有できる人同士が集まったとしたなら、
なにか有意義なことが成し遂げられるものなのではないか、と思っていたのです。


***

この頃では、共働き家庭が増えて、
保育園に子どもを預けてみえる親御さんが多くなり
都会では待機児童の問題も取り上げられています。

親以外の目がある場所で、子どもたちがのびのびと成長していけるのは何よりだと思います。

それでも、何らかの事情で、
保育園を利用しない、できないという親がいるのも現実です。

そういう親子が、果たして今、どんな毎日を過ごしているのか?

苦もなく、ときどき大変だけど、まあこんなもんか、という感じで
という方が多いのかもしれませんが、
たとえば
周囲の目が気になったり、働くということに障害があって
保育園が利用できないけれど、毎日の子育てには困難を来しているような
人はいないだろうか。

「私、子どもを虐待しそうなんです、といって保育園に入れました」

というママの声を聞いたことがあります。
私はそうして、助けを求められる人は立派だと思っています。

でも、そういう一歩が踏み出せない人も中にはいるのではないでしょうか。


保育園であってもなくても、どういう方法であっても、

乳幼児期の子を抱える人が、
ある程度、ゆったりとした気持ちで、困った時は誰かの手を
遠慮なく借りて
子どもたちが育っていけるような世の中になってほしい。

私の思いはそれに尽きるような気がするのです。





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Last updated  2015.11.30 09:41:24
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