早咲きの花
日曜に、「早咲きの花」を観にいきました。早咲きの花は、豊橋市市制100周年を記念に作られた映画です。豊橋近郊にあった「豊川海軍工廠(こうしょう)」に爆弾が落とされ、学徒動員されていた子たちの命が奪われた。当時の、昔の風景から、戦争に移っていくまでの様々なシーンが映画内で描かれています。映画に出てくる小学校は、うちから結構近い場所にあるもので、市内でもゆかりのある場所も出てきたりして、地元民としては親しみを覚えるもの。戦争のシーン。まさに爆撃された日のことを、体験した方が話しておられたそうです。まさにあんなふう、いやもっとひどかった。戦争体験のない私たちは、話をきいて、「さぞかし大変だっただろう」と思いをはせるけれど、それは想像すらできていないことに気づく。映画のシーンは、あくまで映画だけれどそれでさえ、あのような場面を体験した子どもたちがいた、それも何の罪もない子どもたちがあのような目に遭っている。そして、軍事情報規制から、そのときの犠牲者などは当時知らされなかったそうだ。後半は涙が止まらなかった。夫と子どもたちとみたのだけれど、果たして子どもたちは何を思っただろう。