自助ミーティング 2
ギャンブルなどの依存症になってるんじゃないだろうか?と思われる方に対して、どうするべきか?と悩むことがあるのですが「他人にはどうすることもできない」というのが、結論です。「そんなこと、やめたらいいのに。いろいろこまってるでしょ」と、はたからは思えるのですが、そんな一言でやめられるのなら、誰も苦労をしません。依存症といわれるもの、とくにギャンブルやアルコール、薬物などは、生活に支障をきたすことが多くあるので、何かと社会問題として取り上げられがちですが、人に執着するのは「共依存」といって、それも依存症の一部であったりもします。一見するとただの世話焼き、と思われがちで、「それのどこがいけないの?」と言われそうですが「親切で人をしばる・支配する」というのはよくみられることです。その人の人生を左右することもあると思います。***いずれにしても、本人が「どうしようもなくなって、それを手放そうと思う」と決心するところから始まるので、(底つき)それまで、他人が口出ししてもどうしようもなかったりします。…事と次第によっては、命にかかわることだってありますが、それも本人の選んだ道、となってしまいます。周囲のコントロールから、さらに深みにはまる場合もあります。本人が本当に困って、「今のままじゃ、だめだ」と心から「手放したい」と願い、何か一歩を踏み出そう、というときには手を貸してもらうところはいろいろあるでしょう。問題は、「行為そのもの」ではなく、別のところにあって実はその本人が、重い荷物を抱えている場合も少なくありません。一つ一つそれをおろしていく(棚卸)その作業をする場所が、ミーティングです。必要とする人がいる限り、その場は続いていくのではないかと思っています。