猫の不思議
先週の金曜日(18日)、我が家に来て7年のチャコと言う猫が虹の橋に旅立ちました。【虹の橋】動物好きな人達の間では天国とはまた違った虹の橋と言う所に行くと言われています。痛みも苦しみも空腹も無い幸せな世界なんだそうです。動物達は橋のたもとで生前可愛がってくれた飼い主が来るのを待っています。飼い主は動物達のお世話係として虹の橋に入れます。チャコは性格が穏やかで他の猫をいじめているところを見たことがありませんでした。いつも機嫌が良く、愛想のいい子でした。腎臓病になり、この病気にかかると手の施しようがありません。見守ることしかできません。集中的に治療をしてもらいましたが、効果がないので延命治療を断り、退院して家で看ることになりました。元々、食の細い子でしたが全く食べなくなってしまいました。痩せ細っていくチャコを見ているのは辛く、餓死させたくないと思いました。(うちの子達って病気で亡くなってるんですが、結局は最期は食べられなくて餓死してるんです)病院に行き、流動食をもらってきました。嫌がりましたが強引に注射器で流し込むと、一時は自分から普通のご飯を食べるぐらいに回復しました。それも2日ぐらいのことでまた食べなくなり、強引に流し込む。可愛そうなんですが、嫌がってもやらなくては死んでしまう。亡くなる前夜まで与え続けました。チャコが旅立った翌日、隣りのアパートの掃除に来るおばさんにチャコのことを報告しました。とても可愛がってくれ、いつも缶詰を持ってきてくれてました。「昨日夕方、家の中でチャコちゃんが“ニャオ~ン”って鳴いたのよ」夕方と言えば、チャコを埋葬した時間です。大好きだったおばちゃんに最期のお別れに行ったようです。そしてチャコが18日に旅立ったのにも意味があるように思います。翌19日から2泊3日で母が旅行に行ってしまうため、この日を選んだんだと思います。旅行中に逝ってしまったら、この陽気ですから母に会わせてあげられず埋葬することになる、私はそんなことを考えていました。チャコが食べなくなって、他の子達も食欲が落ちました。どれだけ量を減らしても残すんです。夏バテかとも思いましたが、チャコが亡くなった晩からみんな食欲が戻りました(今じゃ足りないぐらい)。仲がいいの、悪いのいろいろいますが、誰かが具合が悪くなって入院していたりするとみんな一斉に食欲が落ちます。これは今回に限らず前からあったことです。そして猫が旅立つ日を選ぶのも前からありました。本当に人間の都合に合わせてくれると言うか…。猫って不思議です。