苦渋の選択。
いつもならこの時期ちび太のバレエ発表会にむけて泣きながら衣装づくりをしているはずなのだが・・・。今年は、余裕ぶっこいてるあたしちび太がバレエを辞めた訳ではありません。発表会が無い訳でもありません。バレエ発表会とレスリングの試合が重なってしまったのだ予定では、試合の1週間後が発表会。リハーサルには出られないけど本番はOKでした・・・。ところが・・・発表会の曲も1曲出来上がり、2曲目の振り付け練習中にレスリングの試合日程が変更に軽い気持ちで「自分がやりたい方を選んだら?」と、言ってしまったあたし。ちび太もしばらく考えると言う。自分が抜けるとバレエのみんなに迷惑がかかるともわんから「悩む余地があるわけ?」と、言われ「あぁ・・そうだよなぁ」と思うあたし。レスリングをとれば『そうだよね・・。』って話だけどバレエをとれば『じゃ、レスリング辞めれば』って話に発展しかねない・・・。小さな地方大会なら、ちび太が「発表会に出たい」というなら それも有りしかし、今回は全国規模1年生でしかも中量級のちび太が勝てる大会では無いが高校に進学してもレスリングを続けるのであれば経験させておくべき大会なのだ。ちび太は、発表会に出たかったんだろうな。「最終的には、自分で決めなさい」と、言いはしたが空気読めよと、暗黙の圧力をかけたのは、あたしだ。「・・・・わかってる」ちび太は、そう答えた。あたしにできることはバレエの先生に来年は、発表会この時期は避けてくださいと、お願いすることくらいだ。発表会のちび太の穴はほかの教室の先生が埋めてくれることになった。ちび太・・・・。来年はバレエ5年目で発表会にソロもあることでしょう。来年こそは出ようねそして・・・・もう少し楽しそうに踊れよ