まろんの*命日に
まろんがなくなった日 まろんがなくなってひと月 まろんがなくなって もう 三年がすぎました糖尿病とたたかいながらいつも やさしいお顔でがんばった まろん朝晩のインスリンのお注射もいやがらずかあさんが 準備をしていると自分でおきにいりのいすにのぼって頭をたれ 首へのお注射を しやすくしてくれたおりこうさんのまろんこどもたちが小さいときから いつも一緒どこへでも かならず 一緒にいきました車のなかでは いつも おとなしくてさわいだり あばれたりしたことは 一度もなかったね車で五時間もかかって 予約したキャンプ場についたら犬はだめ ってみなかったことにしてあげる と おじさんに言われまろん 絶対にほえちゃだめよわかったわねそういうと うん わかった とうなづき二日間ほんとうに 一度も ほえなかったわね野生のりすが とびだしてきたりおおきな どんぐりが ふってきたりわたしたちが わぁ*って 大声をだしてもまろんは じっと お口をつぐんでいましたなんでも わかっていたまろんお空の上からやんちゃな らんちゃん やあいかわらずの みんねえさん*りんさん新人の えーすくんをみてきっとにこにこ にこにこほほえんでいることでしょうまぁろんみんな わすれてないから ねずっと なかよし家族だから ねたいせつな かあさんの まぁろん