ニューヨーク　バーゲン　ベースメント

先週土曜日スイーティはやっと4月日本に行ったときに見つかった虫歯治しました。
日本にも行きつけの歯医者があったので、そこで滞在中に治してしまおうかと思いましたが、
スイーティも心配で不安がっていたので、旅行中心配ばかりしていてももったいないということで、とりあえず薬で虫歯の進行を止めてもらい仮詰だけしてもらいました。

帰宅後夫がよい小児歯科医を探すことになっていたので、あっという間に3ヶ月が経過。。。結局プリンセスのために調べに調べて見つけたpain managementの先駆者で、スイーティの行っている子供病院の歯科部門のトップの先生のオフィスに行くことに。

車で20分弱の高級住宅街に近いところに位置するオフィスは歯医者っていうか、お金持ちの家の高級子供部屋かと思うような所。。駅をイメージしてあるらしい。壁は明るくレンガ色で一面に駅や景色の絵が描いてある。待合室の部分はゲーセンにあるようなゲームが2台、天井近くにはおもちゃの電車が待合室全体を回るように走っている。小さな子供用のおもちゃもセンスよく壁と床に配置。大型プラズマTVでディズニーチャンネル流してる。。

診察室も「宇宙の部屋」「お姫様の部屋」風になっている。。。診察後にもらえるステッカーも各部屋のテーマに沿っているみたい。初診はクリーニングとコーティングだけでしたが、「普通は親が一緒にいない方がいい」とか歯科助手が言ってスイーティを一人で診察室へ。普段私から離れたことのないスイーティ、私達も知らなかったので、それだけで動揺。レントゲンやクリーニングどころではなく、泣き叫ぶ騒ぎに。。。

2度目は奥歯二本の虫歯でしたが、私も診察室に同伴させてもらうことになり、手を握ってあげられたので良かったです。まずは前日夜12時から何も食べないで翌朝8時半の予約。体調がいいことを確認してからValiumを少量飲ませ、落ち着かせます。30分位たって角が取れたところで一緒に診察室に入り、可愛い模様が着いているものの、結局は子供の手を固定するためのマジックテープのついたラッパーで子供をくるみます（私はその下からスイーティの手を握ります）。さらに患部にしびれさせる薬を塗り、針で麻酔を打って薬が効くのを待ってから、虫歯の部分にリングをはめ、虫歯だけ出るようにゴムのシートを口に固定（子供が頭を動かしても舌を傷つけたりすることがないように）。息がしにくいことともう少し落ち着かせるために酸素と少しの薬の入った空気を鼻の部分から吸わせた状態で治療します。

アメリカでは笑気麻酔をして気を失っている間に子供の歯の治療をするところも多いようなのですが、この先生は意識のしっかりした状態でかつ恐怖感と痛みを薬で除いた状態で治療するのが売りの先生。初診の時のことがあったので、私も夫も薬がどこまで効くのか心配していましたが上手に薬使ってくれたんでなんとか気が狂ったように泣くこともなく、優しく話しかけながら2本直してもらいました。

費用は目の玉が飛び出ます。初診とクリーニング・フロライドのコーティングで175ドル。虫歯2本（一本はかなり深く神経まで到達していましたので）と上の奥歯2本にシーラントを入れてもらって665ドル！！！！！！しかもこれは麻酔の代金はディスカウントしてもらった価格です。。ディスカウント入れても10万円！！夫の今の職場は歯科保険がないんで、自腹です。ここまで超一流の人の所で直してもらう価値があったんだろうか。。歯の保険は家族プランだと月に保険料が12000円位らしいから、なんだかんだいっても保険料払うよりは安かったんですけどね。。


まあ私がこちらの歯医者の麻酔で一時的に失明したり、と色々歯医者で問題を経験しているので夫も神経質になって信頼できるところでと探した先生なので、費用以外は本当に大満足でした。アメリカの場合どんなにいい子でもかなり大きくなるまで泣くみたいなので小児歯科って子供好きじゃないとできないだろうなーと思いましたね。すごく子供の扱い上手だったです。。スタッフもみんなすごくプロフェッショナルかつフレンドリーでした。

私もこれでやっとスイーティから歯医者のアポまで何日か、痛いのか、なにするのか毎日聞かれなくて済むと思うとホッとしてます。これを機にしっかり歯磨きさせなきゃ。と思ってます。二度目の10万円は辛すぎる。しかも乳歯だし。これはたまらないです。夫は仕上げの歯磨きの役割解雇されました（笑）私がすることになり、また一つ仕事が増えてがっかり。

さて、その小児歯医者は9月末に日本の横浜にある歯科学校に招待されて日本に行くらしく、せっかくなんで奥さんも連れて一週間日本にいくことにしたと初診の時に聞いていたので（子供二人は預けるので一週間が限度らしい）ニューヨークの日本観光協会みたいなところからパンフレット一式送ってもらい、あと夫の両親が日本に行った時に利用した英語のツアー情報もHPをプリントしてもってたら、感謝してくれて麻酔分ディスカウントしてくれました（笑）。

さらに私が横浜出身だって聞いて先生大喜び。奥さんと二人旅らしいんですが、「質問もあるからまとまったら旅行前に電話するから」と言われた。すごく良い先生だったんで、妹がまだ院生だから地元のレストランとか行きたいところがあれば案内できるかもしれない、って勝手に言ってしまいましたが後で妹もOKしてくれたので都合が合えば地元の案内できるみたいです。やっぱり美味しいラーメンとお好み焼きは食べないとねー、と思ってます。高級料理店とかなら高級ホテルに宿泊するらしいから自分達でもいけるけど、やっぱり美味しい庶民の味は案内がないと難しいかなと思います。日本人は毎日寿司食べているわけではないことを知って欲しい。。

スイーティの歯医者のことを話したら「やっぱり資本主義の国だよねー」とびっくりしてました。

そうだよねー、小児歯科でそこまでするか、って感じ。でも同じ時に来ていた１０代の男の子の母親は「この子はコネチカット州のプライベートスクールのボーディングスクール（宿舎のある私立学校。大体費用は年間500万以上なのが普通）にやってますから、アポは土曜日しかダメです」とかすごい形相で受付の人に当たっていた（どうも土曜日のアポが数ヶ月先しか空いていないということに腹を立てていたらしい）」。受付の人も慣れているのか親切に、しかし毅然と応対していたが、こういう偉そうな人たち相手の開業も大変だなあと思いましたね。。とにかくDemandingですから。。。

友達が歯科助手のインターンシップでコミュニティのクリニックみたいなところで働いていたらしいんですが、そのときは低価格で歯の治療をしてくれるクリニックを親も本当に感謝していて、子供が騒いだりしたら親が協力して子供を説得・押さえたりしてくれていたらしい。
ところがスイーティの行ったオフィスは基本的には親は治療同伴不可。スイーティの治療が終わりかけたところで先生がその理由らしきことをちょろっと話してくれた。つまり私が穏やかにスイーティを落ち着かせるようにしていたのを感謝してくれて、「こんな風に落ち着かせてくれるならば親がいるのはいいんだけれど、親の中には子供が治療されていることを見るのが辛い人がいて、親が動揺してしまうんです。そうすると子供もそれを感じて悪循環になってしまうんで、基本的には子供だけで治療できるようにってことにしているんですよ」という。。そうかー、待合室にいたようなうるさいお金持ちのおばさんがいたんじゃ治療もしにくいだろうなあ。。

なんか何もかも日本では「ありえん」ってことばかりで、終わってみれば面白かったです。
とにかくスイーティの歯はきちんと手入れしないと（私が仕上げをするとになったスイーティの歯の手入れも10万円が掛かっていると思えば私の手にも力が入ります（笑））


リクエストの多いコーチ新作お見積もり一覧も新設しました（一覧はこちら）

開設しました。プロモーション等は2,3日しか期間がない場合も多いですので。お得な情報をゲットするためにもどうぞマメにチェックしてくださいね。。トップページはこちら。
セール情報ページはこちら。