つれづれなるままに

庭先に雀やら鳩が来るとパン屑をまいてます。
これは母が始めた事です。

かつて母が飼ってた猫みーちゃんは外と家を自由に出入りしてたので
人間にとっては『迷惑なプレゼント』が枕元にあったりしたそうです。

プレゼントは当然、元は生きてたものです。
他所の庭で、みーちゃんが鳥を襲ってるのを見た母は
必死でみーちゃんの頭を叩き、鳥を救い病院に持って行った事もあったとか。
なので、鳥に対する謝罪のパン屑らしいです。


私がパン屑を蒔くのは、愛猫の虎ちゃんが喜ぶからです。
近くに来た鳥を見て、取れやしないのに構えて、ずっと見てます。

庭先に催促がましく鳩が来たので、この日もパン屑を蒔く。
鳩や雀もこの家は安全と知っているので、猫がいてもお構いなし。

…なのですが、
何を考えたか、突然開いたサッシから縁側の下に飛び出した虎ちゃん！

「うわぁあああ～～～！きゃああああ～～～！」と思わず絶叫。
鳩猫両者、これに驚き、それぞれの定エリアに戻ったのですが、
本気で血の気が引きました。

サッシを開けたままにしたのは、出ると怒られるのを知ってるから
私がいれば出ないだろう、外の匂いだけでも嗅がせてあげよう、だったのに
まさか飛び出るとは
信じた私が甘かった。


よく考えれば、本気で捕獲するつもりだったら
庭に降りてどころか、いきなり飛びつきだったと思います。
ワクワクして小走りに出ちゃったよ、くらいの事かも。

しかし、目の前に鳩と猫（それもワイルドな）ってのはコワイです

以前、開いた戸の外に、たまたま蝉がばさりと落ちた時、
すかさず飛び出し、バシッ！と叩いた前歴あり。
この時も出た瞬間の私の絶叫に驚き、手元が狂ったらしく命中せず。


室内飼いで7年ですが、未だ野生の血は健全。
脱走防止強化中につき、生き物がいる窓は暑くても網戸に出来ません。