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テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:感覚で楽しむア~ト
昨年、"La Bayadere"で手の長さが印象的だったプリンシパルダンサーNina Ananiashiviliの白鳥を観たく(今宵もAngel)月曜日に"Swan Lake"を観てまいりました。
この長くしなやかな手で踊るニーナの白鳥は最高でした。 Odette-Odile Nina Ananiashivili Prince Siegfried Angel Corella an evil corcerer Jared Matthews この日はウェストチェスターで不相応な贅沢三昧だっからか、マンハッタンに戻るメトロノースが途中で30分程停まり、見事にバレエに遅れました。オペラハウスでは開演後はインターミッションまで中に入れてくれません。恭しく1階奥のスクリーンのある部屋に通され、泣く泣く1幕観ました。あ~メトロノースめっと思いながら、スクリーンをオペラグラスで見るも、画面の縦線ばかりクリアに見えてしまい・・。はっきり言ってアンへル演ずる王子の誕生日のシーンはふてくされていました。 オーケストラにも花と拍手を送るニーナ。 楽団員もかなり残って拍手していたので、みんなに好かれているんでしょうね。 2幕目の湖畔のシーンが始まり、ニーナの登場です。長~くしなやかな手と肩・背中で魅せる白鳥はしなやかでエレガントでした。どうしてあんなに柔らかく動くのか不思議なくらいです。手でブレイクダンスを踊っている感じ? いつの間にかニーナのバレエに魅力されていました。気が付くと女王役のダンサーが冠を付けたまま(下は私服)最前列でスクリーンを観ていました。インターミッションに入る前に楽屋に戻った斜め前にいた男性もダンサーだと思います。みんなニーナが気になるのね。 2幕の最後の方で「白鳥の踊り」が始まります。有名な「4羽の白鳥の踊り」もこの中の第4部にあります。つま先まで気を抜かず、今年観た2つの舞台ではどちらも、とても揃っていました。 私がジュリー・ケントが白鳥に見えたのはこの「白鳥の踊り」の最後、第7部(コーダ)でした。とてもアップテンポの曲でケントが大きな体をこれでもかと伸ばして踊る姿がとても好きでした。それ以来、3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥとこのシーンは「スワンレイク」のお楽しみに。ニーナも長い手をいっぱいに伸ばして、白鳥になったわが身を嘆くだけでなく羽ばたいている様子が伝わってきました。 スクリーンとはいえ、ニーナとアンヘルには惜しみない拍手が送られていました。 この体の柔らかさを実感するお辞儀が好きです。 インターミッション中に席に移り、3幕目と4幕目をゆっくり堪能しました。ニーナは腰に手をあて、足を曲げてフェッテをするのが特徴・・と聞いたことがありましたが、素晴らしくてつい興奮してしまい、どうだったか全く思い出せません・・。ニーナは堂々と32回転を終え、アンヘルもクルクルまわって、まさに割れんばかりの拍手とブラボーでした。 アンコールに何回も応えてくれ、ニーナは贈られた花束から1本抜いて、オーケストラに渡し、彼らの演奏も称えていました。あぁ、本当に良いモノを観させてもらいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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