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カテゴリ:感覚で楽しむア~ト
今週水曜日のお昼にバレエ"Don Quixote"を観て参りました。当初は1人で観にいく予定でしたが、MET初のSさんがバレエに関心を少し見せてくれたので、その隙にパクッと捕まえて一緒に行くことに・・。METでABT友の会(自称)Tさんともばったり。いずれはSさんも友の会への道に・・イッヒッヒッ。
衣装も舞台も色彩豊かで華やかです。 Sancho Panza Arron Scott Kitri Xiomara Reyes Basilio Herman Kornejo Mercedes Kristi Boone Espada Sacha Radetsky Flower Girls Sarah Lane / Isabella Boylston Gypsy Couple Misty Copeland / Joseph Phillips Queen of the Dryads Mellisa Thomas Amour Anne Milewski 今日のプリンシパルダンサーの2人は、実はゆっくり観るのは初めて。特にジャンプに定評のあるコルネホを「ドン・キホーテ」で観たい!と思っていました。舞台がスペインということもあり、このラテンペア(コルネホがアルゼンチン、レイエスがキューバ)の踊りが楽しみでした。 ラディツキーのエスパーダは足先まで伸びて素敵でした。ナルシストエスパーダとして踊り終わった後に髪を撫で付ける・・など演技が細かい!さすが俳優さんです。 月曜日はジリアン・マーフィーがもっていきましたが、この日はコルネホがお客さんを魅了し、さらっていきました。1幕目、コルネホが高いジャンプをして登場しただけで、どよめきが起きたんですよ!そのくらい高さといい、柔軟性といい最高でした。危なげなくて、華麗にそして完璧に決めていくコルネホはすごいダンサーです。今までアンヘルのお姉ちゃんの旦那さんという覚え方をしていましたが・・大変失礼いたしました。 着地をするときも、着地点に吸い込まれるように最後にグッと延びて止まります。その技の華麗さと、マイムでのラテン系の陽気さは、水曜お昼のオバチャマたちのハートを鷲づかみしましたね。 ラテン系ペアの「ドン・キホーテ」は陽気で元気いっぱいの演目でした。 レイエスも町娘っぽくおきゃんな感じが出ていて愛らしかったです。 キトリ役のレイエスはほとんど初めて見たのですが、小さくて華奢だからこそ、ジャンプや回転の1つ1つがコマのようでした。へレーラほどhotではないのですが、ヒマワリの花のように舞台を明るくします。3幕目のバランスのシーンは一瞬だったので、昨年降板したのが足の怪我だったのかなぁ・・なんて思いながら観ていました(月曜のジリアン・マーフィーは拍手をもらうほど2回とも長くバランスをとっていました)。 見せ場のグラン・パ・ド・ドゥでは扇子を、頭上で(!)開いたり閉じたりしながら舞っていました。この演目のお客さんにとって良く、ダンサー泣かせなのは、3幕目の最後の最後でこの大見せ場をした直後に幕が降りること。もちろん、大興奮のうちにこの日の演目は終わりました。コルネホ最高です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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