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マンハッタンで考えてみた

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2008.08.14
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 ミュージカルSpring Awakeningを観てきました。2007年トニー賞でベストミュージカル賞など8冠に輝いた作品(授賞式のパフォーマンスはこちら)。キャストもですが、まだまだ若く燃えているうちに作品を観ておきたいと思っていました。

 Frank Wedekindによって戯曲が書かれたときは、内容が衝撃的なためイギリスでは約100年上演禁止になりました。舞台は大人たちが子どもたちの行動を統制していた1891年のドイツ。子どもから大人へと成長していき、自分の体の神秘や性に興味を持つ若者たちが主人公。
 美しいウェンドラは子どもがどうやって生まれるか不思議だが、母親に質問してもはぐらかされる。ラテンのクラスを受講している男子学生メルキアは聡明でそして恐れを知らない。彼は同級生のモーリツが思春期を迎え戸惑い、授業に身が入らないことに気付く。
 あるとき、そのウェンドラとメルキアが森の中で偶然出会い惹かれあう。やがてウェンドラは妊娠し、それを知った親は医師に頼みごとをする。一方、モーリツは勉強に身が入らないまま試験を落とし落第をする。父にも勘当されたモーリツは銃を握り締め・・

Spring Awakening

 会場に入ると舞台上左右に椅子が設けられていました。そこも席になっており($40らしい)、お客さんがどんどん座っていきます。ちょうど、真ん中の美味しい辺りが空席になっていて、もったいないなぁ・・なんて思っていたら、そこはキャストが座る席。The Eugene O'neillは遡ること1925年、森の中に造られたものを改築し、途中ニール・サイモンが所有した歴史ある劇場。舞台しかなく、オーケストラも舞台後方に細長く位置していました。指揮者兼ピアニストの女性がとてもきれいで、裸足でペダルを踏み、全身で踊るように指揮していました。会場一体で楽しむミュージカルでした。

 ウェンドラがネグリジェ姿で体の神秘を歌い、ラテンの時間へと舞台は変化。キャストはマイク、椅子持参で演技していきます。曲に合わせておもむろにポケットからマイクを出して歌い始めたときは、カラオケ?とか思ってしまいましたが、見ているとこれがなかなか良い演出になります。やがて大人たちに抑えられている若さのパワーが爆発し"The Bitc* of Living"に。この頃には完全に舞台にのめりこんでいました。インターミッション直前に語り継がれている生々しいシーンがあるのですが・・リアルです。メルキア、お尻丸出しです。インターミッションあけに席に戻ると、興奮された老婦人が担架で運ばれていました。

Spring Awakening 2

左からSpring Awakening, Wicked, Gypsy。"Spring Awakening"でチェックのシャツを着ているのが
当日もモーリツ役だったGerard Canonico。

 数時間前にBroadway in Bryant Parkに行き、この日はSpring Awakening, Gypsy, Xanadu, Mary Poppins, Wickedでした。そこで"Spring Awakening"の曲を初めて聴ききました。今思えば、ウェンドラもモーリツもほとんどのキャストが夜出演するホンモノの俳優さんたちでした。改めて、このフリーのコンサートって凄いと思いました。

 公園で聞いていたときは、若い人いっぱいで羞恥心のコンサートのような気分でした。モーリツ役の俳優さん、本番でも髪あげていてなんとなくお惚けぶりとか似ているんですよ。その中で耳に残ったのが彼とイルザの歌う"Don't Do Sadness"から続く"Blue Wind"。モーリツが自殺を図ろうとするときに、イルザが手を差し伸べようとして歌う一曲です。どの曲も素敵なんですが、私はこの2曲がずっとまわっていました。舞台ではオーケストラがアコースティックな弦楽器を主体にしているからか、さらに一曲一曲が胸の奥のほうに響いてきました。





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Last updated  2008.08.14 07:28:22
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