かえる岩!
もう、10年以上も前ですが、保津川くだりに行ったことがあります。保津川(大堰川・おおいがわ)は、京都府の中央部、丹波高原から、園部、亀岡市を経て、保津峡をこえ、やがて嵐山、渡月橋で、桂川と名前をかえ、鴨川に合流して淀川になり大阪湾にたどり着きます。保津川くだりは、亀岡から嵐山渡月橋までを、約22名乗りの船でくだります。山間の美しい景色を眺めて、約100分の行程です。四季折々、本当に美しいんですよ。途中、川幅が狭くなったり、流れが激しかったり、結構スリルもあります。水しぶきが掛かりそうになると、船のへりに付いてるビニールをピャッとかぶったと思います。(確かそうやったと・・・)よく、船を何艘か重ねてトラックに積んで、走ってる(亀岡に向けて)のを見ましたが、光が透けて見える軽い素材で出来てる船でした。亀岡の船の乗り場までは、トロッコ列車を利用する方が多いようです。トロッコ列車は、嵐山に近い、トロッコ嵯峨野駅から、トロッコ亀岡駅まで、これも美しい景色を見ながら、行きます。私たちは、9月の初めに行きました。そして、船の真ん中のあたりに乗り込みました。でも、前の席に大きな外国人の男性が座りました。娘「おかあさん、前が見えへん!」お「横からも見えるし、辛抱しなさい」船が出発して、初めは穏やかな流れでした、少しすると、激しい流れに、「キャー!」「ひぇ~」と皆が楽しんで、また静かになったりと・・・途中名所で、船頭さんが説明をしてくれます。前に座ってる外国人は、同年代(50代)の日本人男性と乗ってました。友人同士らしく、船頭さんの話を、通訳して、とても楽しそうでした。烏帽子岩、鏡岩、とすぎ、やがて船頭さんが「これは、かえる岩です」日本人男性が「お~、ジス、イズ、ケロッグ!」外「ハア~?」お(間違えてるで~)日「ケロッグ!ケロッグ!」外「???」お(気持ちは、わかるけど、間違えてる~、フロッグやろ~)あの外国人は、かえる岩を見て、コーンフレークを想像したんでしょうか?