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カテゴリ:苦し紛れに書いてみる
昨日からの展開に苦しんでいます・・・・・(汗
てか、苦しみました。 うん、まぁ、難しいです・・・・ ============================= 暑い、苦しい、死ぬー、なんて心で叫びながら学校への旅路を歩いているのは、多分、隣にいる勉強熱心そうな人も同じだろう。 あー、地球温暖化の脅威が身にしみるぜ。 しかもなんだ、こののぼり坂は。高校に行く旅路に坂なんて、誰かこの坂を消去してくれ。 1万円は払ってやる、いや2万でもいい。なんて、無駄だよな? 仕方がないのでこの坂を登るのだが、もう、汗かきまくりだ。 やだなぁ、毎朝シャワー浴びてるのに台無しだぜ。 ちょっと憂鬱になりながら、この高校≪東高等学校≫に通うために学生たちに強いられた苦労、通称≪天工坂≫をひたすら上る。 間違えてはいけない。 ≪ひがし高等学校≫ではなく ≪あずま高等学校≫だ。 「よ、和田ちゃん。」 『なんだ、お前か。』 「なんでそう落胆するかなぁ。」 『説明してほしいか?そうだな、この地球温暖化が進行している結果、世界の気温は上昇しているのだ。 そして俺はそんな暑い中、必死でこの坂に挑戦状を叩きつけ、勝負を挑んでいるのだ。 俺の体力が勝つか、坂の長さが勝つか、生死をかけたリングにバカヤローが登場したらそりゃ気が失せるぜ。』 「お前の説明は毎回わかりにくい。もっとシンプルにできないのか?」 『無理だな。俺がこの感じをお前の脳みそで理解できるように話せるなら俺は将来、教師になるね。』 「あーそうかよ。」 俺はいそいそと中野の存在が視界に入らないところに行こうとする。 『そうだよ、そいじゃな。』 「おい、ちょっと待てって。用事は別にある。」 そんな俺を呼びとめる中野。 今、無視したら学校でうるさいか、と考えてなるべく早く終わりますように神さま仏さまお稲荷さまに念じて振り返る。 『なんだ?』 「これだ。」 と、中野は俺に封筒を渡した。 何が書いてあるのか。 もし、こいつの悪戯だったら思いっきりぶん殴る。もう殴る準備はできている。 そう思いながら、その中の紙を取り出し、広げて、手書きされた文字を読む。 《放課後にあなたと和田孝之と共に体育館裏にある倉庫の裏まで来なさい。あなた方は自然界に選ばれた。》 俺の文字を読む力が正常に機能しているのならば、そこにはこのように書かれてあった。 てか、何だ?これは。自然界に選ばれただ?わけがわからない。 『あー、これは新種の挑戦状か?お前、学校で暴力事件をいつのまに・・・・』 「違う!断じて否定する!これは今朝の郵便受けに入っていたんだ。おれの直感だが、何か胸騒ぎがするぜ。」 『俺はパスする。お前一人で体育館裏倉庫の裏にいって話を聞いてこい。 次の日の昼食時にでもこのサプライズな手紙の真相を聞いてやる。』 「え、和田ちゃんこないの?何で?」 『あいにく俺はオカルトには興味はない。そうだ、中野。その手紙をオカルト研究部にでも見せてその真相を占ってもらったらどうだ?』 「でもよ、2枚目に《2人は来なければならない運命にある》って一文あるぜ?」 中野は制服のポケットからもう一枚手紙を取り出した。 何ではじめから2枚一緒に俺に提出しないんだ。 お前って提出物の点数が低いから内申点も低いんじゃないのか? それに、さっきも言ったが俺はオカルトには興味がない。運命なんてものは信じないのさ。 「でもよ、せっかくだからいかねえか?俺ら帰宅部はどうせ、やることないんだからよ。」 確かに一理ある。 学校の授業が終わればほかにやることはない。いろいろ部活も見て回ったが大して面白そうな部はなかったので、結局今はフリーだ。 「行こうぜ。俺は行かなきゃならん気がする。」 『気がするだけだ。多分お前の勘違いだと思う。それに何でそんなに張り切っているんだ?』 「見ろよ、封筒の裏。フローム森下って書いてるだろ。」 最近の挑戦状は名前が律儀に書いてあるらしい。ちょっと賢くなった気分になる。 『なるほど、森下からの挑戦状だから、こんなに行く気満々なのか。 そうか。楽しくやっていてくれ。俺は陰ながらお前らの恋の成就をお祈りしているぞ。』 そう言い残し、坂から勝利の旗を掲げ、下駄箱に急いだのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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