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テーマ:詩&物語の或る風景(1049)
カテゴリ:エッセイ
秋風や模様のちがふ皿二つ 原 石鼎
だから、どうしたと言いたくなるような句ですが、 その背景を知れば、なるほどと納得するでしょう。 石鼎が身を寄せていた寺の住職夫人と恋に落ちました。 その夫人と駆け落ちしましたが、夫人だけが連れ戻され たのでした。その際、生涯の思い出にしようと、片割れづつ 持った茶碗をながめて詠んだのが、この句だったのです。 もちろん戦前の話ですが・・・
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Last updated
2006年10月16日 07時58分51秒
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