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カテゴリ:エッセイ
ながらくご無沙汰いたしましたが、 久々に物申したい気分になりましたので 書かせていただきます。 ここ数日エリザベス・サンダースホームの澤田美喜に 関する資料に目を通しておりまして、私、義憤にかられて おります。 進駐軍の兵士と日本女性との間に生まれた混血児たちは、 ただでさえ親に捨てられたということと、肌の色が違う ということで世間から不当な差別を受けてきたのですが、 施設のある大磯では海水浴もできなかったのだそうです。 これは、混血児が海に入ると、水がけがれるという地元の 人たちからのいわれのない苦情が殺到したせいだった のでした。 そのため澤田美喜は子供たちに海水浴をさせてやりたいと 奔走して、夫君の澤田廉三の故郷の鳥取県岩美町の海岸で ようやく受け入れられたというのです。 その当時、いかに混血児に対する世間の目がきびしかったか という証左ではないのでしょうか。 ちなみに、澤田美喜の夫君の廉三は、日本で初の国連大使を つとめた人で、この夫君の後ろ盾と協力があったればこそ、 美喜の偉業がなしとげられたのだと思います。 やはり持つべきものは、頼りがいのある夫、ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年09月26日 17時46分50秒
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