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2014年09月26日
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カテゴリ:エッセイ
  

 ながらくご無沙汰いたしましたが、

久々に物申したい気分になりましたので

  書かせていただきます。

 ここ数日エリザベス・サンダースホームの澤田美喜に

 関する資料に目を通しておりまして、私、義憤にかられて

 おります。

 進駐軍の兵士と日本女性との間に生まれた混血児たちは、

ただでさえ親に捨てられたということと、肌の色が違う

 ということで世間から不当な差別を受けてきたのですが、

 施設のある大磯では海水浴もできなかったのだそうです。

 これは、混血児が海に入ると、水がけがれるという地元の

  人たちからのいわれのない苦情が殺到したせいだった

  のでした。

 そのため澤田美喜は子供たちに海水浴をさせてやりたいと

 奔走して、夫君の澤田廉三の故郷の鳥取県岩美町の海岸で

 ようやく受け入れられたというのです。

 その当時、いかに混血児に対する世間の目がきびしかったか

 という証左ではないのでしょうか。

 ちなみに、澤田美喜の夫君の廉三は、日本で初の国連大使を

 つとめた人で、この夫君の後ろ盾と協力があったればこそ、

 美喜の偉業がなしとげられたのだと思います。

 やはり持つべきものは、頼りがいのある夫、ですね。





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Last updated  2014年09月26日 17時46分50秒
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