歌麿といえば、あの精緻で色彩鮮やかな花魁(おいらん)の横顔で、世界的に有名な浮世絵師です。その歌麿が、モノクロで、しかも正面から描いた花魁が見付かった、と教育テレビが報じているのを、偶然観ました。
『婦人相学十体~ポッピンを吹く女~』 と呼ばれるそのモノクロの浮世絵。おそらく世界にひとつしかないモノクロの浮世絵ではないでしょうか。しかも正面から描かれた唯一の花魁の顔なのです。
何か歴史の裏側を観たような気持ちと、新しいものに挑戦しようとして、あえて挑戦をやめた天才浮世絵師、歌麿の葛藤を、垣間見たような気がします。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月03日 17時45分27秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る