生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに 胸をよぎる愛しい人々の温かさ
上延の出だしで始まる『いのちの歌』は、NHK連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌として、紹介されました。
物語の中では、音楽ユニット、「シジミジル」の唯一のオリジナル・ソングということになっていて、出演者にも撮影が終了するまで、作曲者を知らされなかったといういわく付きの歌です。
この歌を、ホスピス病院でも演奏してよいものか、よく考えてみることにしました。題名に「いのち」という言葉があるからと言って、必ずしもホスピス病院での演奏はタブーというわけではありません。
むしろ大切な人にめぐり会い、大切なものは何か?その大切なものは、どこにあるのか?を歌っていて、人生を肯定的にみていますので、ホスピス病院でも、なんら差し支えないように、思っていました。
ところが、いざプログラムを作成する段階になって、どうしても気になる部分が、ひっかかるのです。それは、「いつかはだれでも この星にさよならをする時が 来るけれど いのちはつがれてゆく」というくだりです。
この一節は、客観的にはとても重大な意味を持つのですが、やはりホスピス病院の皆さんにお聴きいただくには、ふさわしくないように思われるのです。
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最終更新日
2016年09月19日 09時23分41秒
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