シューベルトのセレナーデ
誰でも聞いたことがあり、広く知られているシューベルトのセレナーデ。これは『白鳥の歌』の第4曲にあたります。ちなみにこの歌曲集、『白鳥の歌』はシューベルトの死後に、友人や出版社によってまとめられたもので、曲どうしのつながりは、ありません。セレナーデは、恋人の女性の窓の下で、男性が想いを伝えて歌う歌で、女性が ”yes” の時は、窓を開けて、応える、というならわしです。そこでこのシューベルトのセレナーデを、オカリナで吹く時は、最初のメロデイをアルトF管で吹いて、そのあと間奏に続いて、同じメロデイを、ソプラノF管で吹くようにして、アルトF管が男声、そしてソプラノF管が女声になるように、吹いています。ただしっくり行かないのは、この歌自体が短調で、物悲しげに聞こえるところ、です。歌自体は素晴らしいのですが..........