むしょうにクラシック曲を吹きたくなる発作が又起きました。今日吹きたくなったのは、グルックの『精霊の踊り』です。この曲は、ギリシャ神話に登場する竪琴の名手オルフェウスの物語にちなんだ有名な曲です。
オルフェウスは太陽神アポロンから金の竪琴を授かりました。オルフェウスがこの金の竪琴を演奏すると、鳥獣はもとより、木や石までもその音色に魅せられて、竪琴に吸い寄せられてきた、とギリシャ神話に記されています。
このオルフェウスが金の竪琴を演奏する精神が、西洋芸術の原点と考えられており、音楽はもとより、美術、舞台芸術など、広く西洋芸術世界に取り入れられています。このギリシャ神話を読んで、岡梨奈孝至の演奏の姿勢が変わったように思われます。