一日三食のうち、一食は魚を簡単に料理して、いただくようにしています。
簡単な調理で、ちょっと火を入れるだけで、とても美味しくいただけることを知ってしまってからは、そのままの鮮魚、あるいは色んな前処理をした魚の味を、楽しめるようになりました。
焼き上がり直後の美味しい味は、高級レストランでの魚とは、ひと味違った喜びと満足感が得られるのです。
最近は高齢者社会の日本では、あまり塩辛い紅鮭は敬遠されるためか、比較的減塩の鮭を多く見受けます。そんな中、わざわざ『辛』の字のついた紅鮭が目に入ったので、今夜はひとつこの激辛紅鮭をトライしてみようと思って、あまり躊躇すること無く、買ってみました。
見ると、『紅鮭の筵山漬け』と書いてあるのも、更に興味をそそられました。少年時代の塩鮭弁当を思い浮かべながら、ホイルで焼いて、いただいたら、なんと辛いこと!!確かに表記に偽りのない、何十年振りかに味わう「激辛紅鮭」です。
いつもなら、もっといただきたいと思う美味しいはずの鮭を、一切れの3分の1くらい残してしまいました。でも、おそらく二度と経験しないであろう楽しい経験でした。
『鮭の筵巻山漬け』は、高田屋嘉兵衛の時代から鮭番屋に伝わる、昔ながらの製法で、塩と鮭を交互に高く積み上げるため、「山漬け」と呼ばれ、20日間以上も重石をかけ、何度も上下を入れ換え、たっぷり塩が鮭の水分を出し切り、はじめて熟成した味となるのだそうです。
これでは『激辛』紅鮭になるのも当然で、高齢者にはお勧め出来ませんね。
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最終更新日
2018年03月26日 17時51分54秒
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