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カテゴリ:感銘を受けたこと
昨日は朝からA施設でのオカリナ・コンサートに出掛けました。振り返って見ますと、最初にコンサートに伺ったのが2003年で、まだコンサートにも慣れていない頃で、なにもかも試行錯誤の連続でした。
施設の利用者の多くが車椅子もしくは移動困難な方々で、少し広いホールに出てこられる方が10数名でしたが、昨日は20数名の方々が、ホールにお集まりくださって、他の方々は、各自のお部屋でお聴きくださっていました。 創設当初は児童養護施設と知的障がい児施設としてスタートしたA施設は、1963年に日本で二番目の重症心身障がい児施設として、病院と福祉施設の機能を合わせ持つ施設として、新たな出発をしました。 最初の創設者の糸賀一雄氏の考え方を著した一冊の本、「この子らに世の光を」与えるのではなく、「この子らを世の光に」という題名の本には、「この子らこそが、私達の社会を照らし、正しい生き方を示してくれている『世の光』と考えて、大切に見守ってゆきましょう」という考えが、詳しく述べられています。 この「この子らを世の光に」という本に感動した岡梨奈孝至は、キリスト教信者ではありませんが、ひとりの人間として、何らかの形で、利用者の皆さんを支援したい、と強く思ったのを、よく覚えています。 それから38年後、オカリナ・コンサートを開催してくださって、初めてA施設を訪れたのが、2003年の9月7日でした。その後、毎年コンサートを開催してくださるようになったのです。 今回お集まりいただいた皆さんの様子から、静かで優しい音色の曲が喜んでいただけると思い、パッヘルベルのカノン、待ちぼうけ、秋の歌特集として「ちいさい秋みつけた」、「赤とんぼ」、「里の秋」、そしてジプリの「となりのトトロ」などを演奏しました。 すると皆さん、身体全体で喜びを表現してくださっているのが、じかに伝わってくるのです。演奏を始めますと、お聴きくださっている皆さんのなかで、手を叩いて喜んでくださるお方や、音楽の拍子に合わせて、床を足でトントンと叩いて下さったり、拍子を取りながら、嬉しそうな表情で、見上げて下さるお方。 中には音楽に合わせて、声を出してくださるお方もいらっしゃいます。ジーンと伝わってくる心温まる皆さんの、全身で応えて下さっている気持ちを、しっかりと受け止めながら、一生懸命、でも力まず、出来るだけ優しい音色で、オカリナをお聴きいただけるように、努めて演奏しました。 これこそ私達のグループ名でもあり、オカリナ・コンサートの理念として掲げている、『ミュージック・ハーモナイゼーション』の体現ではないでしょうか。 今日はコンサートの前に、午前中に家族の皆さんの会議もあり、ご家族に見守られて、嬉しそうなお方も、お見えです。 こうして始まった今日のオカリナ・コンサート。用意したプログラムが終わってからも、2回アンコールしてくださいました。 とても喜んでくださっている皆さんと、オカリナ・コンサートを通じて、心が通い合ったように感じられ、とてもほのぼのとした印象深いコンサートでした。 コンサートが終わって、入所者のお一人がお創りになった、陶器の彫刻の置き物を、お礼にいただきました。帰宅して、早速、玄関に飾ってみました。 今日はとても充実感あふれる一日でした。ありがとうございました。 ここで私達のグループ名、『ミュージック・ハーモナイゼーション』の理念を紹介させていただいて、本日のブログを閉じることと致します。 ミュージック・ハーモナイゼーションは: 音楽を通して演奏者と聴衆が、共に心地よい時間・空間を共有し、あらゆる差別、年齢を超え、病気や障害を越え、人と人との心の調和を得て、より永続的な充足感や至福感を得ることによって 人生の質(Quality of Life=QOL)の向上を図ることを目指しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月10日 21時37分48秒
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