|
カテゴリ:BL感想|小説メイン
もう、どれが新刊で、どれが既に新刊でなくなったのか……
訳が解らない状況になってきてしまっている。 買ってきた端から積み重ね、まさに積読状態で、取り敢えず手に取った本を読む。 それなりに好みの問題で出し入れしちゃうけど(苦笑) って、大体好きで読もうと思って買った本だってのに、 何でそこに読む基準の取捨選択が在るのだろうか?はなはだ疑問だ!? そんな訳で読み終えた『ムーンリット・フォーチュン』。 読み終えるまで、9月発売の本だったと、すっかり思い込んでいた。 や、それは……如何でもいいことなんですが、自分の頭がね、お粗末(爆) 新書 ムーンリット・フォーチュン/水壬楓子/白砂順/リンクスノベルズ
と言う訳で、シリーズ6冊目のムーンリットでした。 そんないちいち数えていないよ~(苦笑) 最初の頃は、結構話し同士がリンクしていたけれど、ここら変に来ると設定だけ一緒、 あとは全くの別話になって来ているのね。 今回は、白ヘビさん。 何かの折にミトの言う「ヘビですから」と言うのが、なんともツボに嵌ってしまった(苦笑) その言い方が、さも、のほほんとした感じに思えて、ヘビのイメージとは全く違うのよね。 ヘビはちょっと……と思いつつ、こんなヘビなら許容範囲かと。 んで、このヘビに変貌する一族は、長じて龍に化身する……のだけれど、 その龍に化身したお兄ちゃんミトとはまったく違うイメージで、それこそ龍らしく。 このお兄ちゃんがヘビの時代は、さもヘビヘビしい(?/笑)ヘビだったんだろうなぁ、と。 話は、龍に化身できないミトが、龍に化身する為の薬を求めて眞都へ向かう途中、 大切な鱗、水中で呼吸する為に生まれ持って来たたった1枚の特別な、それを落とし、 拾ったのが采駕で、采駕は最初はミトをからかっているだけだったのが、 自分が両親の復習の為に眞都の王宮に入る為にミトを利用しようと思い付き、 鱗を返す条件に一緒に旅をするようになる。 その道程で、ミトは何時しか采駕に懐き、入り込んだ王宮で窮地に陥った采駕を助けるようになる。 眞都の王宮で、采駕は実は第一皇子だた事が解ったり、 その為に命を狙われ、育ての両親を頃荒れたのだった、 眞都の王家と、ミトの龍神の一族の関わりも明らかになり、 采駕とミトが一緒に居る為の究極の選択?間で迫られる事になる。 ミトが龍になる為には采駕(王家直系の心臓)の血が必要で、 采駕が王家の呪われた体質から解放される為には、ミトの(一族の)鱗が必要で。 ま、結局は二人はお互いを犠牲にしようとしたのだけれど、お互いにそれは嫌だと、 だから今のままの二人で一緒にいようと言う事になる。ちゃんちゃん(笑) おまけのSSはミトが冬眠するのよ~、それも采駕に巻きついて、一緒に旅をしたまま。 それが、雪の中、秘境温泉で、暖かさに起きちゃって~、と言う話なんですが、 それがもうゆるゆる~なほのぼのさと言うか、ほんわかしてしまった。 温泉で温まったミトが緩んで冬眠したまま温泉にぽちゃんって……それを焦って掬う采駕。 ミトの天然ゆるゆるな感じと、采駕のぶっきら棒な、やさしさが良いなぁって。 巻末のおまけは、……兄と妹は強し?(笑) だっぴするミトって……「ヘビですから~」って、は~れ~。。。(-_-;)でした(爆) ヘビって、ヘビって……イメージがぁ。。。(爆) そんな話になってしまった今回、初めて哺乳類から離れた話?あ、鳥類が在ったか。 でも、最初の頃の狼とか、鷹とかは、まだうんうんって読めたんですよ。 それが、蝙蝠になり、ウサギになり、……今度はヘビ。 話のイメージがどんどん変わっていく(苦笑) 面白かったんですが、ミトの「ヘビですから」と言うのに気が抜けちゃって。 で、ミトのキャラが本当、のほほんキャラで、それがまた可愛いポイントなんだろうな。 だけど、話的には采駕の復讐劇がメインなんだろうと思うのだけど、 それが案外アッサリ終わっちゃっている。 その前後が長いのね。 それともメインは単に采駕とミトの関わりだったのでしょうか?う~ん。。。 全体の流れを通して読んじゃうと、何か物足りなさを感じてしまったのです。 山の持ち上げ方が弱かったのかな、それから持って行き場所も、もうちょっと後の方が良かった。 尤も、山がまた別なところで、構成自体が私の感じたものとは別物だと言うのなら……。 ちょっと物足りなくは有ったけど、面白く読み終えたので、まずはオススメ。 ヘビが苦手な人でも、こんなヘビなら、って思わせてくれるミトのキャラにはそれこそ、 目から鱗。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.05 11:10:59
コメント(0) | コメントを書く
[BL感想|小説メイン] カテゴリの最新記事
|