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カテゴリ:BL感想|小説メイン
アニバーサリー故のお遊び企画と言うべきか。 普通に考えて現在の進行では考えられないであろう展開の『子供の領分』。 正直読んで驚きましたとも!(苦笑) コレなら読める!コレなら好きだわ~~~って(苦笑) 子供の領分rimix-be under-/吉原理恵子/如月弘鷹/角川書店
何気に微妙な(笑)、好き度★4.8! お薦め度は満点★5なら、好き度も★5で良いような物なのに、 この-0・2が微妙な心理を物語っておりますねぇ(笑) この、満点に出来ない微妙さって……。 コレまでこのシリーズには乗れなかった、と言う気持ちの表れ?なんじゃないかと。 『子供の領分』は私にとってはBL外という捉え方だったんですが、 さすが番外編、3篇夢オチは笑っちゃいましたが、十分に面白かったです。 このシリーズ、実は殆どそろえているにも拘らず、読んでいない。 いや、読み始めて……1冊だったか2冊目で挫折して、それっきり読めないのです。 何がネックになってしまったのか……。 鬼畜(笑)な吉原さんには珍しい、ある意味とっても健全な、まさにライトノベルズ。 過剰なスキンシップと、ノリと濃ゆい兄弟愛と友情と……。 恋愛未満の要素とH皆無。健全と言わずして何と言おう。 正直、そこがネックだったのかなぁ……と、思わないでもない(苦笑) が、アニバーサリー、流石お遊び本! 禁断で本領発揮になっていました(笑) 夢オチにせよ、状況的には過激なH締め! 流石にもともとの『子供の領分』のラインセーブの為なのか、最後までは無しですが。 それでも吉原さんの文章は、声にならない絶叫が脳の中でこだまする~~~♪ 本来の『子供の領分』と言う作品を踏まえて、尚且つとことん飛んでしまったその内容に、 もう、悶絶するしか無かったです。 って、いや、悶絶してしまいましたよ!!!(爆) んで、正直気になっていたのがタイトルにある「rimix」の文字。 3話収録のうち、2話目の「21歳の激情」はCD特典の冊子掲載小説で、 後の2話は、既発表作品の裏バージョンと言うか、視点を変えたサイドストーリー的な話。 原作自体は読めなかったのですが、ドラマCDは全巻聴いているので、 話的には何ら不自由なく読むことが出来ました。 第一話の「真夏の衝動」は、脇も脇、武藤の片腕麻生視点の、麻生の妄想?願望(苦笑) 麻生ってこんな事を考えていたのねぇ……と、その窺い知れない無表情の裏を垣間見る。 もともと麻生は武藤狙いか?と思わないでもなかったのですが、深層心理はやっぱり♪ 読んでいて、コレが困るのが、全部脳内音声変換になってしまっているところ(笑) 麻生に押し倒される武藤も何でしたが、 加賀に圧し掛かられる武藤の方が、私としてはツボでした! 武藤ってもっとシッカリしているって思っていたので、と言うか、攻?だと思っていたんです! だから……、受か、武藤は受なのかぁ♪ と思ったら、とっても可愛く思えちゃって……いやぁ、どういう脳なのか(爆) これで、対陽一サマになったなら~、俊彦さんに押し倒される……、 もとい、俊彦さんに縋るもりもりが聴けるのか!?(笑)と、 頭の中が、むふふになってしまいました(爆) いや、聴きたいです~☆ でも、やっぱり一番濃かったのは、第3話の「情動の呪文」陽一サマ×広海……でございました。 繰り返しじっくり読んでしまいました! ビェ~ン!如何しましょ!!はずかちぃ……(爆) 危ないブラコンの陽一サマの深層心理は……やっぱりね♪むふっ♪ ここでやっぱり大地の乱入よね☆広海総受で、3Pよねっ、ねっっ! う゛~~~~!なんじゃこりゃ(>_<) もう、完全舞い上がりで読んでしまいましたよ。 陽一サマ視点の多いこの話ですが、何やかやの事情はあれど、メインは――。 広海の作ったご飯を食べて、何時嫁に貰ってもいいとホクホクになるところや、 あらやっぱり日頃はセーブしていたのね……と思える過剰な愛情表現。。。 だから。何気に自分の嫁にすると言うところや、抱きたいのは広海。 広海の中に入れたい、果てたい!って……媚薬の所為にしろ、 陽一サマの性的ターゲットが広海ってのが、……やっぱ広海は総受ね(笑) でも、流石にそこは陽一サマのセーブが掛かり……って、 夢オチなんだから入れりゃ良いじゃん♪って簡単に思ってしまうのはNGなんでしょうね。 夢にせよ、深層心理の働きは、今後の陽一サマのネックになると言うか。 『子供の領分』に、ドロドロは要らない。 だけれども、可哀想なのは小林君。 第2話の「21歳の激情」は小林君の未来の……夢オチ。 彼は可哀想だ(苦笑)。そこまで広海を引き摺るのか!? でも、非常に納得のできる今後の有り得る小林くんの……末路(爆) 彼は一人テンパっても……所詮陽一サマの前には……。 しかし、同じ3兄弟物でも、近親相姦をたとえ夢オチだったにせよ、 『二重螺旋』とこうも違うように書くとは。 気が付いたら、ついつい比較して読んでいたのです。 『子供の領分』は底抜けに明るいですよね、確かに色々問題は有りますが。 それに比べて『二重螺旋』は極限の陰湿さと言うか。 こうも見事に反する話を同時期に書き上げる吉原さんって……。 その反動の凄さには、感動します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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