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カテゴリ:BL感想|小説メイン
一気に行きました!
何を隠そう真面目に意識して初めて読んだ『子供の領分』本編。。。 ……面白かったです。 流石、吉原さんです。 振り返って、シリーズ一気に読みたい!とまで思ってしまいました! 今までが、まるで食わず嫌い……だったみたいな。。。 文庫 子供の領分リミックス reality/吉原理恵子/如月弘鷹/ルビー文庫 でも、これはBLなんでしょうか?違うんでしょうか?違うんでしょうね~(苦笑) そもそも、吉原さんだからBLだと思うのが間違いなんでしょうね。 そう実感してしまった1冊でした。 BLだと思って読むから読めない。 普通のラノベ……だと思って読めば、何のことは無い、とっても面白かったんです。 だから、loveは有ってもエロは無い。 確かに。 何処もかしこもラブラブなの!でも、エロは皆無!!(苦笑) そのloveも、範疇的にはBLって訳じゃない。 BLって、勢いだけで読もうとすると、確かに読めないかも~(苦笑) って、これは自分への突っ込み(爆) 今回の本は、本編に対するサイドストーリー仕立てになっています。 実はあの時こっちからは~、とか、如何見えたとか、こう思っていたとか。 視点を変える事で、へ~、ヤツはそう思っていたのかと、かなり興味深くありました。 時間的には、体育祭騒動の後の事後処理、後始末、尻拭い。夏休みに掛けて。 茅野3兄弟は名前だけ……大地だけ客観的にかなり描かれているものの、 それはメインで描かれている人物の視点からと言う事で。 本当に脇キャラ視点の短編になっていて、 へ~、こんな人物にスポットを当てるのか、と言う思いも在るし、 確かにこの人があの時何を思っていたのかは、物凄く興味が有った!と思う視点がそこかしこ。 比重的には、大地より。 大地の周りに人物たちの、中心から外れたところでの、巻き込まれて引き起こされた、 憶測飛び交う騒動の顛末。 登場人物たちは、本当に強かなヤツばかりなのだと言う事が、実感として解りました。 それぞれが、他の人物をどう思っているのか、なども描かれていて、 人物相関がとても解りやすくなってたのが嬉しい。 時間的には行きつ戻りつ。 さして進みはしていないんだけれど、とてもテンポが良くてね、厭きない焦れない。 そして時間経過の関係もあるけれど、続いている話だけ有って、 結論は無しで、良いところで期待させてお終いってのは……!!! またこんなカタチで作って欲しいなぁと切に希望! ま、本編は読んでいなくとも、ドラマCDは聴き込んでいるから、展開的に不自由はないし、 何よりそれぞれの台詞が各キャストの声優さんの声で頭の中に響いてくる。。。 特に鳥さん、サクに、進歩さん! お陰で、本を読みながらもとっても臨場感溢れてしまいました!(苦笑) いままで、このシリーズは苦手だと思っていたのが、 とっても面白そうに思え、読み直してみるかと言う気にさせられてしまった。 しかし。 本編知らないと、なんじゃこりゃ!?な展開なんだろうな~(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.21 23:45:41
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