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テーマ:彩雲国物語(445)
カテゴリ:彩雲国物語
始めて新しくなったオープニングからまじまじと見てしまった。
莫邪と干將から静蘭と劉輝の二人になるシーンは良いなぁと思う。 今更ながら、最初の方の静蘭と劉輝のバックに静蘭・水仙、劉輝・牡丹はイメージからの物 なのだろうけれど、静蘭の水仙は良いとして、劉輝の牡丹はちょっとイメージ違うかなぁ。 ま、人それぞれなので、劉輝=華やか=牡丹なのかな、と言う気もするけど。 しかし水仙に牡丹って、差を付け過ぎなんじゃ(苦笑) そして、この改変オープニングで内容的に気に入っているのが最後の方の朔洵と秀麗のシーン。 朔洵が秀麗の簪を抜き、髪がスルリと解けて――。 このシーンは話の中でもかなり重要だし、秀麗の心理上も大きなポイントだから。 が、返す返すも思うのは、もっと早く変えて欲しかったと言う事でしょうか。 だって、朔洵は確かにシーン的には少ない登場だけれど、 これからの秀麗に大きな影響を与える人だし、ターニングポイントにもなる人なのだから。 それから~、久々にアイキャッチをまじまじと見てしまった(苦笑) 最近は見逃していたのかな? 変わった事に気が付きませんでしたよ~。 今までのピンクよりも濃紺で夜の雰囲気なのか、 この方が落ち着いていて、安定した穏やかさを感じて良いわぁ。 そしてエンディング。 ワイド画面(デジタルhiビジョン)は……画面が切られていると言うのをつくづく感じる(T_T) まじまじと見て、あ……この雰囲気良いなぁと、しみじみしていたのが、 せっかくのカットが切られて、何の場面なのかが……(>_<) 劉輝の物憂い風情の部分だけ……この雰囲気がとても切なくて感じが良くて、 改めて良いなぁと思ったのでした。 そうそう、番組の後のコメントで、燕青のオヤジギャグ「茶家だけにサケられない……」に 「彩雲国もコメディ化してきましたね~」なんて言っていたけれど、 本来の『彩雲国物語』はこんな感じの話なんですよね。 別に絳攸だけがギャグ担当じゃないし、黎深だけが壊れっぷりを疲労している訳でもない。 みんながそれぞれに色んな要素を持ち、 その落差がキャラクターの奥行きになっていると思う……のですけど。 だから、何か中途半端な描き方、書き込み方で、 キャラの感情の巾が上手く表せていないように思える。 うん。『彩雲国物語』をどんな作品として捕らえようと思っていたんだろう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日のあらすじ 秀麗たちは、完全に封鎖された茶州州都・琥連を目前に、足止めを食らっていた。 秀麗と影月が茶州州牧として着任するためには、 何としてでも期限までに琥連に入らなくてはならない。 意を決して関所を突破した秀麗一行は柴彰の姉、柴凛の邸に身を寄せる。 邸には柴凛からの置き手紙と、もう一通、 茶朔洵からの、茶家当主選定式への招待状が残されていた。 (琥連:正しくは、連の文字に王へんが付きます) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おおむねその通りの展開でしたね。 封鎖された琥連にどうやってはいるかと相談をする面々。 静蘭や燕青は二人に甘いから、一人くらい自分が厳しくて丁度良いという柴彰。 この柴彰、進歩さんがホント良い味出しているのよね~。 一方深夜、ムクリと起き上がった春姫は次いで起きた茶州の禿鷹兄弟に筆談で……。 ここで、この二人についての説明が、遠い貴陽の空の下で邵可さんと珠翠がしている。 かつて邵可さんの仲間だった北斗の残した子どもたちで……と。 はぁ~。 とっくの昔にしていなければの説明をここで出す羽目になると言うか。 だから、貴陽での燕青の賊退治の折に秀麗達とは知り合っていて、 その時に縁が出来ているのに、だから彼らは信頼できると。 おまけに、北斗の消息を尋ね、兄弟に会ったのは珠翠で、 確か珠翠は兄と北斗の事を呼んでいた。 ……ま、良いですけど。 唐突では有るけれど、邵可さんと珠翠のこの会話が二人の説明には一番適切でしょう。 但しこの会話は、燕青が貴陽に州牧印を返しに来てひと騒動起こし、茶州に帰る時に、 別口で茶州に帰る兄弟を見送った、その背中での二人の会話なんですけれどね。 春姫の琥連に帰るという言葉に、茶州の禿鷹復活宣言をを叫ぶ兄弟。 ひとりで戻る心算だった春姫は、うろたえるが……。 で、出立の前に厠に行かなければ駄目だよ!と的外れな翔琳(兄)に、脱力の春姫。 そう、大体このシーン、春姫の目覚めに、 「春姫殿、厠か?」と最初に翔琳が訊いて、そこから会話が始まるのに。 で、最後まで厠に拘る。その感じが面白いのに、 中途半端に出すから何で面白いのかがよく解らない。 龍蓮が居れば、藍家の手形で難なく通れるのに、と言う柴彰に、 知らん振りを決め込む秀麗と影月。 正々堂々と正面突破!と言い切る秀麗。 ……ここではこの二人にもっとうろたえて欲しかった。。。 その頃?春姫は翔琳に背負われ、曜春(弟)と共に山野を駆けて一路金華、琥連へ。 道なき道を、最短で掛け捲る二人。 そして見事、茶家によって封鎖された琥連の城壁を、 正しいのは自分たち!と強行突破してしまう秀麗達。 その後、追っ手が掛かる前にと、ひとまず柴彰の姉・柴凛の家へと馬を飛ばす。 柴凛の家では二人の州牧宛の手紙が待っていた。 手紙は2通。 柴凛からは現状とこれからを問う物で、秀麗と影月は覚悟を決め、州牧として書面を記す。 見返り無しで全商連の兵を貸してくれ。金品で良心を買う気は無いと。 いっそ潔い態度に柴彰も納得する。 そしてもう1通は――茶家からの当主選定式への招待状。 州牧就任式の前日、という嫌らしい日の招待に、嫌がりながらも行く決意をする秀麗。 蕾を取り返さなければ。 ……台詞だけのやり取りって難しいね。 モノローグを入れすぎても五月蝿いし、人数が多い所でならば尚更だし。 でも、やっぱりその心中の機微は解り難いし、 アニメの表情がイマイチ上手く描ききれて居ないところも多い。 静蘭は柴彰を追い、頼んでおいた小瓶…毒…を受け取る。 燕青は日の当たるところの人間だから、こういう裏の機微は燕青とは正反対の自分の役目だ。 好んで得た知識ではないが、守るべき物を守る為には、手段を選ばない。 柴彰は、静蘭を「あなたは王ですね。支配者の道を歩んできたような物言いだ」と。 探るような二人のやり取りに、締めくくりには表面だけの笑顔を残し――。こわっ。 えと、画面で受けた印象よりも、本の方は裏が無かった(苦笑) あ……深読みのし過ぎかぁ。。。 克洵は仲障に対峙していた。もうこんな事は止めてくれと。 しかし、仲障は目障りだとお前の父と一緒の所へ、と座牢に押し込めて仕舞う。 英姫の前に忽然と現れた若い姿の霄太師に、微塵の同様も見せず英姫は 鴛洵の茶家当主の指輪の行方だけを尋ね、間もなく来るという応えに、もう用は済んだ、と。 軟禁状態の英姫に霄太師はここから出してやろうかと言うが、 英姫は、自分が出て、尻を蹴飛ばせば取り敢えずは解決するが、自分が死んだ後はどうなる。 これからの茶家は、若い者が決めてゆけば良い。 自分は求められた時に意見を言えば良い。 だから自分からは出て行かないと言い切る。 一年半もガメて、とか、ったくこれだから男は駄目なんだ、とか、英姫ばあちゃんは格好良い。 英姫の、年をとっても変わらない英姫らしさに苦笑するしかない霄太師。 茶州の禿鷹兄弟に連れられ、一休みしていた春姫たちの前に現れた龍蓮は、 春姫に藍家の木簡を手渡して然る。 春姫はその木簡に驚愕し、茶州の禿鷹兄弟は、龍蓮の出で立ちに甚く感動して……!!! だから、この龍蓮が木簡を春姫に渡すに至る内面の経緯をここで語っていたのが、 ずっと前にアニメでは時系列で語られた、秀麗と影月に「もう帰んなさいよ!」と、 騒ぎに巻き込まれないように、 龍蓮を利用すまいと言う思いやりを示された場面だったのですね。 ……この説明はここに入れて欲しかったな。 そうして、龍蓮が居れば、と言う今日の冒頭の部分では、秀麗達にもっとうろたえて欲しかった。 確かに原作付きのアニメは、 ある程度の長さがあればそれを見通して話を組み立てるのだとは思うけれど、 原作の何故そこに書かれてあるのかって言うのは、やっぱり意味が有るのだと思う。 原作付き、と言うからには、その原作の雰囲気もちゃんと大切にして欲しい、……なぁ。 考えてみると今日は真面目に貴陽組3人が出てこなかった。 何の違和感も無く、物足りなさも感じず、話の展開をちゃんと追えたのよね。 ……だから、余計なところで余計な物は入れないで! 来週は……朔洵が出る!今度こそ~~~!!声付きで!(笑) 12月23日(土) 第31話 掃きだめに鶴 12月30日(土) 放送休止 1月6日(土) 第32話 女にも二言なし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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