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真夜中のお茶会

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2007.02.03
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テーマ:彩雲国物語(445)
カテゴリ:彩雲国物語
浪燕青を演じている、イトケン(伊藤健太郎)さんゲストの「えんせいアニメ劇場」前半……。
あ~、え~、う゛~~~!!
イトケンさんは声だけ聴いていた方が良い男だなぁという感じがぁ~~~(爆)
らいしゅうも「えんせいアニメ劇場」は続く――。(笑)


さて、今日の放送。
原作ではたった15ページ。
それも『終章』とされている部分だけ。

話の大筋は変えていないのだけれども、微妙に状況や場面設定は変えてあったり、
伝えられなかった真実が暴露されたり。

う~ん、、、と唸りながら、アニメと言う事を考えると、
視聴者の年齢層とか、これからのアニメ的展開とか……。
これは仕方が無いのかなぁ。。。と思いながらも……。

これを作品として考えた時、
話の裏設定も含めた全て、
読み手の知っている事、
それぞれの登場人物の知っている事。
この3段階に分かれると思うのですが、アニメの視聴者はこの場合読み手の立場。

それぞれの登場人物達が己の立場で知りうる事実を俯瞰的に見るのが読み手の立場な訳です。
つまり、見ているほうは知っているけれど、登場人物は知らない事実と言うのは当然ある訳で、
それが有るからこそ、見ている方は登場人物たちにハラハラやドキドキをするわけです。

それがね~、このアニメは少ないのよ。
原作には有った、設定・伏線・衝撃の事実!ニヤリっ・・・ってのが、、、公になっちゃって……。
秘すればこそ。と言うのも有るだろうし。

解りやすく、と言うのが一番なのだとは思いますが、今回はそのバラシが多いのと、
過剰な演出と、黒い物にはまた蓋をした。

アニメでは、英姫が秀麗達の前で克洵は誰も殺しては居ないとその真相を語った上に、
鴛洵の事件の真相までも語って下さっちゃった。

克洵のことは、霄太師が英姫に真相を語った物だし、
鴛洵の話はその流れて二人が回想したまでの事。
これは読者に対しての真相を語るシーンで、他の登場人物、秀麗達に真実を語る場面ではない。

州牧の就任式では、その前にもっとお笑い(?)エピソードがあるのに、切ってくれるし~。
秀麗が就任式前に強面官吏からお花を貰っちゃうと言う、
如何にみんなに歓迎されているかと言うエピソードなんだけど、
何で外したか?後で活用するのか???
これは就任式の前だから!インパクトなのに~。

それから、克洵の母や祖母は、仲障たちが捕まったと知った時に、即効お宝を抱えて逃げて、
その逃げる途中に馬車が崖から落ちて死んだとか。

宋太傅と霄太師のジジイ談を入れてくれたのは嬉しいなぁと思ったけど、
宋太傅が霄太師を仙人と明らかに認識していたのが……。
知っているのは知っていたけど、それでもね~。

州牧着任の知らせを受けたあと、劉輝がこれから始まるお妃選びに、
逃げられるだけ逃げるぞ~~~!と言う意思表明も無かったし……。
……ってことは。。。

でも、今週の放送で私が一番ガッカリだったのは、
とっても楽しみにしていた台詞を……切られてしまった事。。。(T_T)

ショック……

英姫が霄に、鴛洵との中を何時も邪魔して!と怒ったところに
「……むしろ邪魔していたのは君のほうじゃないか……」の霄のぼやき。
この一言が有るから、霄の英姫に対するアレコレの申し開きがもっと面白く奥深く聴けるのに。

お笑いにならない腐ネタはNGですか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のあらすじ】

茶家当主選定式は終わったが、秀麗には、茶州州牧としてやるべきことが残されていた。
秀麗と影月は、茶家の手により琥連城の牢獄塔に幽閉されている、
鄭悠舜を救い出さなければならないのだ。
琥連城へと急ぐ二人の到着を前に、牢獄塔に火の手が上がった。
一刻も早く悠舜を助けなくては、と焦る秀麗に、助けに行く必要はないと止めたのは、
由官吏だった。
(レン[王へんに連]は機種依存の為[連]で代用しています)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週の続き。
秀麗が影月を連れ朔洵のもとに駆けつけてみれば、朔洵の姿は既に無かった。

あ~、、、朔洵の死は曖昧にされた訳ですが、実際それでいいのだけど、
何故の部分は、、、故意にカットされたのかな。
そうすると、これから始まるはずの影月編は如何なのるのでしょうか。
……始まらないのかな?――影月編。

影月君の正体は明かされるのでしょうか。
アニメ的には悲惨極まりないその過去と背景と、そしてこれからの秀麗に降りかかる事件。
それぞれのそれぞれの立場での試練と忍耐と、実力を試される時。
それこそ、みんながそれぞれの崖っぷちで自分自身を賭けて挑んでいく。

ここで、如何に龍蓮が影月を大事に思っているのかが解るし、
秀麗よりも影月の方を大事に思っているのではないかと思った。
だからこそ、安易な心の友その2の理由には納得できなかったのです!
そして、劉輝の王としての自覚と――。

そして、今しなければならない事を!と、秀麗と影月は悠舜を助けに向かうが、
行った先の牢獄塔は炎上していた。
あの中に居る悠舜を助けなければ!と焦る秀麗に、助けに行く必要はないと止めたのは、
由官吏で、実はこの人こそ鄭悠舜その人だったのだ。

悠舜の語る牢獄塔脱出秘話(笑)
って、燕青の師匠南老子に殴られて気絶して、気が付いたら金華の街中で寝ていたって……。
あっけらかんと言い放って下さる悠舜に、ホロウともいえないホロウを言う燕青。
南老子ね~、やっぱあの一人なんでしょうね~。
そして、にこやかに語る悠舜の「すべてこともなし」が――。

って、塔は燃えていません!
しかしあの場面、芸が細かかったねぇ(苦笑)
柴金華太守らに支えられて歩く悠舜やら、呑み潰れて意識の無くなって担がれている静蘭とか。
だけど、影月君の語る、朔洵との勝負のときのお酒の話は無かったですね。
唯の二日酔いで済ましていた静蘭に、死んでいても可笑しくなかったんだって。

ふっ。。。この場面も分割場面だったわね。

対峙する英姫と霄。
一瞬ジジイで現れ、こっちの方が殴りやすかろうと若くなる。
ジジイの方がポックリ逝きそうだったのに罵りながらも両頬を平手する英姫。

……顔を傾げ、髪を掛かるがままに頬を赤くしている霄が……なんとも色っぽい。
って、そこだよね~!(笑)

鴛洵のことを報告に来た霄は、遅くなったと英姫に詫びる。
英姫は、鴛洵は何時もお前ばかりを見ていたと、何時も邪魔ばかりしおって……と、霄を詰る。
鴛洵はお前を愛していたよ、と霄は英姫に語り、英姫は知っている――。
なすべき事をなし、し尽くしたから、もう、何も言う事はなかったのだと。
だから、霄が鴛洵の思いを英姫に語る時、英姫が知っていたと答える時、
霄の、「お前の方が邪魔だった」って、かなりインパクトあるんだけどなぁ~。
「何か言ったか?」と睨む英姫に「いえ、何も」とかわす霄に、二人の力(笑)関係を伺えるし。
霄太師は人ならざる者だけど、英姫も似たような者だから。

霄は、克洵は誰も殺しては居ないと英姫にその真相をここで語ったのだった。

全てが終わり、少し落ち着いて、英姫は秀麗達を前に克洵の時、鴛洵の時の真相を語る。
二人は誰も殺していないと。

克洵の時は、朔洵が投げ込んだ剣を使い、襲ってきた仲障から克洵を守る為に克洵の父が子を守る為に自分の父を刺したのだと。

鴛洵の時は、鴛洵を茶家当主に据える為、鴛洵を慕う本家の跡取りが他の一族を皆殺しにしたのだと。
鴛洵はそれを知りながら、全ての責任を一身に背負い、何も言い訳をしなかった。

それを聞いた秀麗は、何故茶太保が謀反を起こしていたのかを疑問に思っていたが、
これでその理由が解った。
茶太保は謀反を起こす事で茶家・茶州に関心を集め、
茶家、引いては茶州の膿を全部出し切って再生を図りたかったのだと。
命を掛けたたった一度の賭けを仕掛けたのだったと。

だから、この部分は視聴者に対しての説明なんですね。
本来、秀麗はそんな事を言われなくても茶太保の気持ちは理解していた筈。
察しなければいけない立場にあったのに。
克洵の事情は展開上説明が必要かなとは思わないでもないけれど、
鴛洵のことは語られるべきではなかったのではないかと思う。
それこそ鴛洵の思いを無にする。
英姫も全てを語ってしまうのが良しと思っている訳ではないのだから。

英姫はまた、克洵と春姫に早く初夜を!と催促をする。
赤くなる二人……。

……そうなんですけどね。
これは春姫が克洵に「早く初夜に良き日を占ってもらいましょうね」というから面白い。
春姫はかなりあっけらかんとしているのだし。
春姫の性格がかなり変わってしまっている感じがする。
春姫の方が積極的というか、押せ押せで、克洵の方が引き気味で、、、というか、
テレまくって何にも出来ない。
この所為でまたひと騒動起こるのにね。
春姫と克洵が何故早く初夜を迎えなければいけないのか!?そこには理由が有った……のです。

時に、消えた朔洵を思い出しては涙する秀麗――。
・・・この描き方は秀麗の思いを表しているなぁと……。

そして州牧着任式に臨む秀麗と影月。
茶州官吏の面々は、歓喜を持って二人の着任を迎える。

秀麗の支度を手伝う悠舜が、あの小さかった女の子が……と感慨を浮かべるのだけど、
それがね~、小さかった秀麗を覗き見る3ショット!!!(笑)
にやける黎深にそれを温かく見守る悠舜、引っ張られました~な鳳珠。
いやぁ、仮面をつける前の鳳珠ですよ~!
髪に隠れて横顔半分しか見えないけれど、十分麗しい……!
これで声が……(T_T)

貴陽、仙洞省では、ようやく終わったと帰ってきた霄太師と向かいう宋太傅。
もうじき自分も先に逝くが……そのうち茶太保と二人で迎えに来るからと、
それまで疲れたら寝ていろ、と。
……宋太傅もね~。

劉輝、秀麗、絳攸――。
やっとここまで来たと。。。

執務の合間に簪に手をやり、裂く洵を思い起こす秀麗。

そして――。
次回、凛さんが出る!



あ~、今日の放送は、州牧着任式の時の、悠舜との回想部分を合わせたシーンと、
霄太師と英姫のシーン。
この二つを更に分割し、設定を変えて場面を作り、そこに劉輝のシーンも入れた。
どーせなら、劉輝の机の下に入り込んでイジケルお馴染みシーンも入れて欲しかったわ(苦笑)




終わりトークで、纏まったカップルもいて、燕青は如何なんでしょうね、という振りに、
イトケンさんの「燕青は良い人止まり」って言うのが、ナイスでした(笑)
いや全く、燕青は『いい人』で、だから『いい人』止まり、なのよね~。



2月10日(土) 第37話 雨は天から、涙は目から
2月17日(土) 第38話 今日の後に今日なし
2月24日(土) 第39話 縁は異なもの味なもの









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Last updated  2007.02.03 11:50:11
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