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真夜中のお茶会

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2007.12.20
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え~、、、何気にクリスマスバージョン第2弾のレイアウトです。
色々と、何かと色々と――思い通りにならないあこれやこれやに結構疲れている今日この頃です。
そんなときの現実逃避……、ついやっちまう。

予定を組み立てても、毎度予定通りに運んだ例は無いし、
って事はそもそもの見通しが甘いんだろうな。
だけど、その前後や途中の現実逃避も大きいんだろうな。

現実逃避。
目の前に、「あ、読みたい」と思った本があると、ついつい読んでしまう(苦笑)
おまけに読み始めたら、限が付くまで読み込んでしまう。
例えば、本の10分、15分の心算でも、あっと気が付くと30分1時間はザラ。
家出の立ち読みは時間無制限で焦りまくること多発。
外では――。

今は日が暮れるのが早い。
あっと気が付くと、もう暗くなっている。
でも、読みたいのよね~。
ともかく読むのが好きだから、気になったものは読んでみる。

と言う訳で、立ちんぼすると足が痛いのに根性で読んでしまったのが――


白き褥の淫らな純愛/鈴木あみ/樹要
…………………………………………………………………………
どこか秘密の匂いのする貴公子との恋。
そして…

美しき男たちの苦界・花降楼。しかし撫菜は仕事が嫌いではなかった。
邪険にされて育った撫菜には、客の甘言さえ喜びだったのだ。
偶然知り合った氷瑞の冷たい中に垣間見える優しさに惹かれるも、色子の身でそんな感情はもちろんご法度。
だが楼主は意外なことを言い出した。

「あれは私縁の者でね。もし、あの男を虜にすることができたら…おまえを自由の身にしてやろう」

氷瑞と逢いたい一心で、色子であることを隠し「ゲーム」を受けて立つ撫菜だが…?
綺蝶&蜻蛉の番外編も収録の大人気・花降楼シリーズ第七弾!!

お薦め度的には★4.0(★1~満点★5)好き度的にも★4.0


『花降楼シリーズ』、何気に全部読んでいる。。。
このシリーズの感想を書く時には必ず言っているのが、何気に時代錯誤!(苦笑)

舞台は近未来なのよ!
なのに……そこに香る空気は一体何時の時代なのか!?なレトロ趣味。
これまでは大正か昭和の初め?何て思っていたけれど、
今回は読んでいて、これの舞台は明治のその昔か!?と思ってしまったほど!(苦笑)
アイテムが丸きりの時代劇なんだものな~。
その時代錯誤加減がくすぐったくて、つい笑ってしまう。
その匙加減は鈴木あみの計算なのかなぁ。

廓言葉は特殊なものだからそんなもんだなと思って読んでいるけれど、
そもそもの単語とか言葉使い自体が、それは一体何時の時代のものよ~!(笑)

可笑しい変!って思いながらも、設定でちゃんと納得してしまっている辺りとか。
だけど、常に着物でいるとか、如何考えても女物を身に着けてとか、
身請けされて外に出ても女の格好が主流?とか。
男の子が外の世界に戻っても――男に囲われるしか術がないと言うのも悲しいけれど、
でもそれがこの世界観だから仕方が無いのかなとか。

鈴木あみ、倒錯趣味、コスチュームプレイが好きだなぁと。
とっても楽しんで書いている感じがするから、まぁ良いやと思ってしまう。

今回は、地味~な子が主人公で、その子が温かい気持ちの男の人を見つけ恋をして、
廓から出て行く――純愛路線物。

楼主と鷹村が……憎まれ役になっているのだけど、
例えそれがフリにせよ、どうせならもう一歩踏み込んで欲しかったかな。
中途半端に終わってしまっているように思えてね。
悪ぶっていても詰めが甘い感じがしてしまい、あ~、何か物足りない(苦笑)
どうせするならとことんやって貰いましょう!(笑)
この詰めの甘さがね、あとで撫菜(なずな)が振り返った時、不自然さを感じてしまうから。

……ってか、身請けされて――だから、撫菜は氷瑞追い落としの道具にされて~、、、
と言うのに、正体ばれた辺りから一気にその話は何処へ行っちゃった!?状態。
だから、話の詰めとしても甘くなっちゃっているのですよ。
ま、キャラとか話の展開としては好きだなぁと思いましたが。












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Last updated  2007.12.21 00:06:47
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