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テーマ:映画館で観た映画(8560)
カテゴリ:映画の話
『風が強く吹いている』が11月最初に見た映画でした。 ------------------------------------------------ 【あらすじ】 直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化。主演に小出恵介、林遣都。 箱根駅伝へ出場することを夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、 事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。 致命的な怪我からランナーになることを諦めかけていたハイジだったが、 自らが寮長を務める寮にカケルを強引に入居させ、密かに駅伝出場への計画を立て始める。 ------------------------------------------------ 原作:三浦しをん『風が強く吹いている』 私が見たいと思ったのは予告編をみたから。 箱根駅伝の映画、何か凄そう!面白そ~ぅ♪(*^o^*) ごめんなさい(>_<) 三浦しをんさんの小説知りません(汗)って言うか、読んだ事ありません、全然。 だから原作~と言われると……。 役者さん、全く解りません(滝汗) でも多分、有名どころ?人気のある若手さんなんだろうな。 映画は面白かったです! 正にあらすじが導入で、そこからハイジが寮生10人を巻き込んでの 箱根駅伝出場計画が始まるのです。 4月の段階で、お正月の箱年を目指せるのか!? 陸上経験者は2人しかいないのに、運動殆ど未経験者2人も交えて、 何漫画(非現実)的展開~!?(苦笑) 見ている感覚はホントそんなもの。 だけどね、熱血スポコンなのかも知れないけれど、悲壮感が無いんだよね。 皆ハイジの為に頑張る!って感覚で始めるんだけど、自分の目標になっていくと言うか。 またこのハイジが人を乗せるのが本当に上手いんだ。 それぞれの良い所をみて伸ばす!大丈夫!信じてる!君なら出来る! でも無理はさせないで、その人の中から出て来るものを引き出して行くんだよね。 時間的にはサクサク進み、予選会を経て・・・これは大きな山場だよね、 発表の時は伸ばしたけど、結構アッサリかわしたよね。 確かに、映画の前提の箱根に出ると言うのが決まっているのだから、 ここで伸ばしても仕方が無いのですが~(苦笑) ここまで来るのも、それぞれが何で走ることにしたのかとか、その思いとか、 ありがちな大学間の対抗意識とか、カケル視点でハイジも語られている。 本当はハイジが達観の出来過ぎ君にも思えたのだけれど……。 深謀遠慮な策略家?(笑) 圧巻は箱根駅伝。 見ていて思ったのは、これ如何やって撮影したんだろう??? エキストラ大変だっただろうな~。 みんな本当に走ったのかな?走ったんだろうな~??? そうそう。全編役者さん走りっぱなしでした。 本当に走っているんだろうな。練習したんだろうな~。 駅伝の走りって、マラソンもそうだけど本当に早いのです。 時速20km、自転車でもかなりキツイです。 そこまで走ってはいないのだろうけれど、そのストライド、フォーム、大変だっただろうな。 走りのシーンには、圧倒されました。 クライマックスの箱根駅伝。 往路5人、復路5人のギリギリの10人で走る為、一人一人後が無い。 監督だって本来の意味での監督ではないし。 それぞれがそれぞれを支え合ってレースを進めていくのですよ。 一人一人エピソードを挟んで、それもとってもドキドキした。 私は毎年箱根駅伝を楽しみにしています。 箱根は、本当に魔物が棲んでいると思う。 毎回毎回ドラマが潜んでいて、それが何処に現われるのかハラハラドキドキしてしまう。 良い魔物の時はワクワクするけれど、そうじゃない時の魔物には、胸が詰まる。 ギリギリ10人で走る箱根には、有り得ない事は無いエピソードの詰まり方だったと思う。 やっとの思いで走りぬくとか、7人抜きとか、体調不良のブレーキとか、 自分との戦いの区間新とか、過去の故障から来るブレーキとか……。 映画には無かったけど、脱水症状から来る意識混濁での離脱ってのも結構ある。 だから、映画を見ていて、あったあった、こういうシーン有った! 実際の箱根を思い出し、胸が詰まってしまったり、切なかったです。 それでも走るんだよね。 そんなにフラフラ走っているのに、何で後続のランナーは来ないの?とか、 大体素人が半年やそこらでそこまで走れるわけ無いじゃん!と言うのはこの際無視しました。 (内心そう思っていた~(笑)) 箱根を走り終えて、でも彼らはだから如何と言う訳じゃないんだよね。 彼らのお祭りは終わった。 だから、彼らの日常に戻ったのはとても当り前で―― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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