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2009.11.08
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カテゴリ:映画の話


『風が強く吹いている』が11月最初に見た映画でした。


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【あらすじ】
直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化。主演に小出恵介、林遣都。

箱根駅伝へ出場することを夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、
事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。
致命的な怪我からランナーになることを諦めかけていたハイジだったが、
自らが寮長を務める寮にカケルを強引に入居させ、密かに駅伝出場への計画を立て始める。
------------------------------------------------
原作:三浦しをん『風が強く吹いている』
私が見たいと思ったのは予告編をみたから。
箱根駅伝の映画、何か凄そう!面白そ~ぅ♪(*^o^*)

ごめんなさい(>_<)
三浦しをんさんの小説知りません(汗)って言うか、読んだ事ありません、全然。
だから原作~と言われると……。

役者さん、全く解りません(滝汗)
でも多分、有名どころ?人気のある若手さんなんだろうな。

映画は面白かったです!
正にあらすじが導入で、そこからハイジが寮生10人を巻き込んでの
箱根駅伝出場計画が始まるのです。

4月の段階で、お正月の箱年を目指せるのか!?
陸上経験者は2人しかいないのに、運動殆ど未経験者2人も交えて、
何漫画(非現実)的展開~!?(苦笑)

見ている感覚はホントそんなもの。
だけどね、熱血スポコンなのかも知れないけれど、悲壮感が無いんだよね。
皆ハイジの為に頑張る!って感覚で始めるんだけど、自分の目標になっていくと言うか。
またこのハイジが人を乗せるのが本当に上手いんだ。
それぞれの良い所をみて伸ばす!大丈夫!信じてる!君なら出来る!
でも無理はさせないで、その人の中から出て来るものを引き出して行くんだよね。

時間的にはサクサク進み、予選会を経て・・・これは大きな山場だよね、
発表の時は伸ばしたけど、結構アッサリかわしたよね。
確かに、映画の前提の箱根に出ると言うのが決まっているのだから、
ここで伸ばしても仕方が無いのですが~(苦笑)

ここまで来るのも、それぞれが何で走ることにしたのかとか、その思いとか、
ありがちな大学間の対抗意識とか、カケル視点でハイジも語られている。
本当はハイジが達観の出来過ぎ君にも思えたのだけれど……。
深謀遠慮な策略家?(笑)

圧巻は箱根駅伝。

見ていて思ったのは、これ如何やって撮影したんだろう???
エキストラ大変だっただろうな~。
みんな本当に走ったのかな?走ったんだろうな~???

そうそう。全編役者さん走りっぱなしでした。
本当に走っているんだろうな。練習したんだろうな~。
駅伝の走りって、マラソンもそうだけど本当に早いのです。
時速20km、自転車でもかなりキツイです。
そこまで走ってはいないのだろうけれど、そのストライド、フォーム、大変だっただろうな。
走りのシーンには、圧倒されました。

クライマックスの箱根駅伝。
往路5人、復路5人のギリギリの10人で走る為、一人一人後が無い。
監督だって本来の意味での監督ではないし。
それぞれがそれぞれを支え合ってレースを進めていくのですよ。
一人一人エピソードを挟んで、それもとってもドキドキした。

私は毎年箱根駅伝を楽しみにしています。
箱根は、本当に魔物が棲んでいると思う。
毎回毎回ドラマが潜んでいて、それが何処に現われるのかハラハラドキドキしてしまう。
良い魔物の時はワクワクするけれど、そうじゃない時の魔物には、胸が詰まる。

ギリギリ10人で走る箱根には、有り得ない事は無いエピソードの詰まり方だったと思う。
やっとの思いで走りぬくとか、7人抜きとか、体調不良のブレーキとか、
自分との戦いの区間新とか、過去の故障から来るブレーキとか……。
映画には無かったけど、脱水症状から来る意識混濁での離脱ってのも結構ある。

だから、映画を見ていて、あったあった、こういうシーン有った!
実際の箱根を思い出し、胸が詰まってしまったり、切なかったです。
それでも走るんだよね。

そんなにフラフラ走っているのに、何で後続のランナーは来ないの?とか、
大体素人が半年やそこらでそこまで走れるわけ無いじゃん!と言うのはこの際無視しました。
(内心そう思っていた~(笑))

箱根を走り終えて、でも彼らはだから如何と言う訳じゃないんだよね。
彼らのお祭りは終わった。
だから、彼らの日常に戻ったのはとても当り前で――









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Last updated  2009.11.08 10:25:41
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