『こどもをしあわせにする足の健康と靴選び』
本ばかり、資料ばかり集めていても仕方ないのだが。それでもやはり、実績が無い者にとっては「知識収集」はかなり重要なことで。その為に今日も何か勉強になるものはないか?と探してしまう。その時間を他のことに当てた方がいい気もするのだが・・・。で、この本。=====================================================こどもをしあわせにする足の健康と靴選び監修:高野知恵 出版社: キクロス出版 /BABジャパン 本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) =======================================================今までは「子供靴はこんなに怖い―0歳~12歳 おかあさんの靴選び、間違っています」(大谷知子著) が私のバイブル的存在だったのだが、唯一の難点は書かれたのがかなり前のことで(1996年出版)、お勧めの靴などの情報の中に最近の靴が含まれていないことだった。「こどもをしあわせに~」の方は出たてのほやほやなので、とてもありがたい。「とにかく自分の子供の足に合う靴ってどう選べばいいの??」というお母さんには「子供靴はこんなにこわい」の方がお勧め。足のしくみから靴の選び方まで簡潔に、やさしく書かれている。「こどもをしあわせに~」の方は子供靴を専門にしたいシューフィッターさんや私のように子供靴の選び方を広く伝えていきたいものが是非読んでおいた方がいい本だと思う。本を読んで、やはり今の時点においても「子供靴」についての日本人の考え方、メーカーやお店の対応などはまだまだ遅れていることを知る。もちろん、私などはまだまだ勉強を始めたばかり。未熟な知識を寄せ集めて情報提供しているような状態だが、世の中でも情報発信は手探りで始まったばかり・・・という感じなのだ。どうしても「お財布」との兼ね合いが出てくる「靴」の問題。押しつけることは出来ないけれど、草の根運動のように地道に「子供靴」への理解を広めていき、親たちの「声」を大きくしていくことが大切だとつくづく思う。親たちが「声」をあげれば、メーカーが変わる。お店が変わる。「経済」に関わる部分が敏感に反応する。この部分が反応すれば流れの勢いは確実に増す。親たちの「大きくなった声」には教育機関だって無視は出来なくなる。一人一人の小さな声を出来るだけ多く集める。これが私のやりたいこと、やるべきこと。こういう本、図書館において欲しいなぁ・・・。