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カテゴリ:さ行=BL小説
イラストは、小山田あみさん。 事故で亡くなった妻子の葬儀が終わり、弔問客が帰った後、ふらふらと事故現場の見える歩道橋にのぼってぼんやり佇んでいた池田和也。 そんな和也に「飛び降りんなよ」と声をかけてきた青年・安原和美がいました。 誘われるまま、安原の部屋に行き・・・。 そして、数日間、安原の部屋で過ごした和也ですが、 なぜこんなところにいるのか・・・と思い、黙って部屋を出る和也です。 安原と会う前の生活に戻った和也ですが・・・。 切なくて、優しい物語でしたね。 この作品は、「声」「夏」「恋」「愛」の4章に分かれています。 前半の「声」と「夏」を私は以前メルマガで連載されていたのを読んでいました。 それに「恋」と「愛」を書き下ろしされてこの作品になったようです。 家族を亡くした和也が、チャラくて口の悪い安原と関わっていくうちに 彼のその裏にある優しさに癒されていきます。 そして、家族と縁の薄かった安原も和也と過ごすうちに自分の生き方を考えるようになります。 和也に何事も起きなければ、決して交わることのなかった二人だったでしょうね。 でも、そういう二人だから出会ったのかもしれません。 幸せに暮らしていってほしいです。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.28 23:19:55
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