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カテゴリ:ま行=BL小説
イラストは、Cielさん。 社会人になって4年目の佐久間暁海(さくまあきみ)。 部屋に帰ってベッドで休んでいた時、携帯の着信音がしました。 聴こえてきたのは、横柄な男の声です。 小学校1年の時に両親を亡くした暁海です。 施設で暮らす暁海の元へやってきたのは、父親の従兄弟だと名乗る若い夫婦でした。 暁海の両親の保健目当てで引き取ったのです。 引き取られてからの暁海には、地獄の日々でした。 唯一の救いは友人に恵まれたことでした。 大学を出て、引っ越しをして、就職をして自由な生活を手に入れたと思った時、 どこからか居場所を探し当てて金の無心にやってきます。 断ると仕事先で暴れられて、退職を余儀なくされます。 その繰り返しに疲れ果てていました。 小学校時代からの友人の早川信介(はやかわしんすけ)から電話がかかってきました。 食事を持って会いに来てくれました。 義父母のことを知っている彼は、心配してくれます。 会社を立ち上げるという彼に手伝ってほしいと誘われます。 それから1年、会社も軌道に乗り始めました。 しかし、ある日、養父とたちの悪そうな男二人が会社にやってきて・・・。 信介は暁海に信介の祖父の住んでいた島に行くことを勧めます。 そこへ行くことにした暁海です。 船で迎えに来たのは背の高い外国人の男性でした。 彼は葵(あおい)といいました。島の管理を任されているといいことでした。 島には、もう一人住人がいました。金色の髪の5歳くらいの可愛い男の子です。 昴(すばる)といいました。葵の甥っこみたいなものだということでした。 島では、携帯電話は圏外でした。 信介の祖父の書斎でインターネットが使えます。 信介と固定電話で話をして、WEBメールで仕事が送られてきました。 信介の祖父の書斎の机の上には家族の写真がが飾られていました。 暁海の写真もありました。信介の祖父が飼っていた犬の写真もあります。 暁海は、高校時代その犬と散歩するのがうれしくて・・・。 昴と仲良くなった暁海。昴が夜、絵本を読んでほしいとやってきます。 眠ってしまった昴から獣の耳としっぽが見えて・・・。 良かったです。 暁海は苦労していました。 養父母となんとか切れようとがんばっていますが、 子供の頃からのマインドコントロールと人に迷惑をかけたくないという気持ちがあって、 上手くいかないのですよね。 信介は、友人として本当に暁海のことを心配していました。 とても良い人でした。 そして、葵と昴、もふもふ変化系です。(^^*) 昴、めっちゃ可愛いです~。葵もカッコいいですね。 2人は、ちゃんと暁海を守りました。良かったですね。 養父母の最後は・・・ですが、同情はしませんね。 3人が幸せになれそうで良かったです。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.21 15:35:37
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