仕事ＶＳ私生活

　故蒋経国・元総統の未亡人、蒋方良さんが15日に亡くなりました。享年90歳だった。

　蒋方良さんロシア人で、ロシア名はファイナ・イパチェバ（Faina Vakhreva) だ。1916年に西シベリアで生まれた。小さい時に両親に死に別れて、孤児になって、自分より17歳年上のお姉さんと2人だけで相互維持、生活していた。
　
　そして、蒋経国との知り合いで蒋方良さんの運命が変わった。工場で働いている時に蒋経国と知り合い、1935年に結婚し、同年長男を産んだ。1937年に蒋経国とともに旧ソ連を離れ、上海に着いた。その後、長女、次男、三男を生んだ。1949年4月、蒋経国のアレンジで、4人の子供とともに先に台湾の土を踏み、12月には蒋介石と蒋経国が台湾にやってきた。蒋方良さんは台湾に来て第一夫人になってからは政治には一切係わらず、主婦に専念した。公開の場にはほとんど現れず、蒋経国との写真も少なくない。1988年に夫が亡くしてから、1989年に長男、1991年に次男、1996年に三男が次々と亡くした。それから、ずっと寂しい一人暮らしをしていた。
　
　ロシア科学院遠東研究所研究員ラーリンさんが次のことを述べた。

　　｢蒋方良さんはロシア伝統の女性のような強い堅貞と誠実さを持っています。一生、自分の愛している夫と子供を精一杯守って、文句言わず、後悔のこともない。｣
　
　今の若者は、蒋方良さんに対してのイメージは多分淡いと思う。勿論、私もそうです。唯、テレビで放送される人物伝記で少しだけ、神秘的な｢蒋家｣の相貌を覗いただけだ。蒋方良さんの友達とか、前の部下からにより、蒋方良さんはとても親切で、話にもウィットに富んでいる女性だ。全然彼女は第一夫人と思わなかった。逆に、すごく親切な近所と感じられる。

～～～平凡の中に不平凡な匂いをしている。～～～





故蒋経国と蒋方良との珍しい写真