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テーマ:お金のハナシ(2513)
カテゴリ:社会
昨日の骨董品の社長さん、K社長にシンセンの骨董市に連れて行ってもらいました。 広さは小学校の運動場ぐらいでしょうか、四方に建物があって、真ん中が広場になっています。 今日はあいにくと雨でしたので、アーケードの下に何人も露天商が商品を広げておりました。 黒地に葉っぱの形に白抜きにした茶碗を見つけ (これは珍しいな。)と思い 興味を持ってみていたら、露店のオッチャンが 「宋朝の茶碗、いかがですか?」 と聞いてくる。 宋朝と言えば日本では源平の戦いの頃だから 非常に古い品物なわけです。 ここで商談を始めたら負けだと思い 「この辺見てから、また来るよ。」 と返事をして、 数ある露天商を果てしなく見て回ると 同じ模様の茶碗を4枚ぐらい重ねて置いているのを見つけた、 (アレレ?えらい無造作。) 横目で見ながら素通り もう少し先に小振りだがまたもや同じ模様の茶碗を発見、 そんなにバンバン出てくるような代物だったら、 宋朝のわけが無い。 「いくらですか?」 「6,000元!!(10万円ぐらいでしょうか)」 「ほぉ~お、誰が作ったの?」 露天商は少しひるんでから 「田舎の連中が掘り出してきたんだよぉ。」 「違うでしょう、同じ模様の茶碗があっちでも、こっちでも置いてるよ。ニセモンだぃ。」 「xxx○○○(何か言ってますが、既に聞いてません。」 こう言う遣り取りをしたら、後はもうだめですね。 何を見ても本物に見えない。 露店を暫く見てから建物に店を構える古物商を覗いて回りました。 その内の1軒で、色んなのを見せてくれました。 鶏の図柄が入った陶器が出てきました。 鶏の図柄のある杯は人気なのだそうです。 骨董屋の社長が熱心にご覧になっていましたが、 「絵が上手すぎる」 素人には禅問答なのですが、 鶏の絵が写実的に描かれていて、ひよこも親鳥の後を着いて歩いています。 ダメなんだそうです。 結局この店では、骨董社長が時間を取らせたからといって 一輪挿しと片耳の付いた杯、コーヒーカップを平べったくしたような形を お求めになりました。 別の店で、鶏を発見したので 骨董社長に見ていただきました 「社長、ありましたよ、鶏です。けど、小学生が書いたような絵ですよ。」 「ウン、絵はこんなモンだけど、これはニセモノ」 (何で分かるんだろう????しかもヘタな絵のほうがいい) 私の知らない世界です・・・・。 これだったら、毛主席の陶器をたくさん買って、部屋の隅に置いとけば 30年ぐらい経ったら倍の値段ぐらいにはなるんじゃないでしょうか。 でも骨董屋社長に聞いたら、「骨董品と言うからには100年経たないと、、、。」 との事でしたので、おいしい思いをするのは子孫の時代になりますね。 しかも毛主席なんてきっと履いて捨てるほどあるはずですから、 効率はよくないかもしれない。 奥が深いです、骨董屋。 アフィリなら心配後無用 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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