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カテゴリ:成年後見制度
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Q1.成年後見制度とは何ですか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A1. 一.成年後見制度の理念 1.平成11年に知的・精神的能力が充分でない成年者についての禁治産・準禁治産制度が大きく改正されました。 2.従来は、本人保護の名のもとに特定の人々に「無能力者」のレッテルを貼って市民社会の取引から排除し、あるいは取引への参加を制限する事に重点を置いてきました。 3.そこには、不幸にして、充分な精神的能力を備えない人々に対する配慮や、それらの人々の自己決定を出来るだけ尊重するという姿勢が残念ながら希薄でした。 4.このような問題が深刻に取り上げられるようになった背景には、高齢化社会を迎えて、精神的能力の低下が誰にでも訪れる現象として認識されるようになってきたことがあります。 5.そこで、高齢者を含めた判断能力が充分でない人々に対して (ア)自己決定を尊重し (イ)残存能力を活用し (ウ)ノーマライゼーションを実現する という理念が、強調されると共に、これを、従来からの本人保護の理念と調和させる事ができるような新たな制度の導入が要請され、新たに成年後見制度が制定されました。 二.成年後見制度 1.認知症や知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な人々は、不動産や預貯金の管理を自分でしようと思っても困難な場合が多いといえます。 2.また、身の回りの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらをするのが難しい場合があります。 3.さらに、自分に不利な契約であってもよく判断できずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあう恐れも多々見受けられます。 4.このような判断能力の不十分な人々を保護し、支援するのが成年後見制度です。 次回は成年後見制度の種類について ・・・つづく ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 人気ブログランキングに参加しています。応援宜しくお願いします。 ポチッ! 人気blogランキングへ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 離婚・相続等の法律問題でお困りの方は↓ 櫻井法務行政書士オフィス ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.09 09:26:13
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