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テーマ:人間関係(928)
カテゴリ:ソーシャルなワーク
本日は、まったく活動できずに一日中寝ていた。歯痛も原因のひとつだ、頭痛で食欲もうせた。歯の治療がうつ病の具体的な処置であることを十分認識した。睡眠障害もあり眠れないので仕方なくこうしてPCに向かって日記を書いている。
ある友人が電話で仕事の相談を私に訴えた。私は自分に相談事をしてくれる人がいるという事実がうれしい。自分は価値のない人間だと思い込む症状があるだけに、正直、私にとってもセラピーだといってよい。私はけっこう饒舌に話をした。彼はもともと建築関係の技術職なのだが、最近、営業職にされて大変なうえ、同じ営業職に転職者がやってきて、その人とそりが合わずに困っている。その新人(といっても39歳だが)は営業として働いてきていて、入社早々、彼の流儀に沿わないとご機嫌がよろしくないらしい。友人はその会社で主軸として働いてきており、技術屋さんが営業に変わったのもそのスキルによるところが大きい。よくある話である。そして経験豊かでオールマイティーな人材が、心無き周囲のために潰されてしまうこともよくある話なのである。 私は友人の話を聞いていてハタと思った。その新人営業マンは彼が技術職であるという情報により営業マンとして友人を見下しているところがあるのではないかと。また、入社の際に、社長さんが友人は営業に慣れてないので「A君、よろしく彼を指導してくれよ」なんてリップサービスをしている可能性は高いな、と。 そのA君は、端的にいってコテコテの営業マンなのであろう。中小の建設業界でコテコテ。表現はこれだけに留めておくのでみなさん各自、推測してください。彼はやっつけ仕事をさせたら一流なのかもしれない。ところが友人のやってきた仕事は本来もっと包括的で、プロジェクトの全体をプランニングしながら遂行していく類だ。A君は手持ちの名刺を順繰りに「何か仕事はないですか?」と電話をかけて回るスタイルのようだ。友人は、まず顧客リストを作成して、優先順位を定めて粛々と営業活動にあたるのだろう。どちらのスタイルが仕事として上質なのかは語るまでもない。ただ、日本という国には、寅さんに出てくるタコ社長のように「大変だ!大変だ!」と始終バタバタしている人を尊ぶところが土壌としてあり、彼等は周囲に迷惑をかけながら自覚症状がなく、前田吟のような人がそれとなくカバーをして成り立っているところがある。 仕事はプランニングが重要で、みな一生懸命にプランを立てながら仕事をするものだが、一方、プランという言葉の意味が一生わからない人も同じくらいいる。(彼等は彼らでプランという言葉を使うのだが)その両者が一緒に仕事をしなければ成らない環境は、ストレスが溜まるものである。友人の悩みは業界がぜんぜん違う私にも共感できるところであり、業種は関係ない全国的な見解の相違なのだろう。 質の高い仕事によいクライアントが集まってくる、という仮説に私は自信を持っているのであるが。(今、揺らいじゃって、こうして病気療養することになっちゃって) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月01日 01時55分57秒
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