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テーマ:転職・再就職(1123)
カテゴリ:ソーシャルなワーク
10月になり、ようやく前線復帰へのアクションを起こしだすようになってきた。
行動の第一段階はネットによる求人広告のチェックだった。私の近隣にある事業所のケアマネの求人を調べた。じつはその前には、福祉施設の管理者や事務長の募集しか捜す気がしなかったが、そんなのが求人票に載ることはなく、また社会復帰の手順としてもおかしかった。朝、起きられず、また忘れ物大王の私がいきなり人間のマネジメントをするのは無理ではないか。正社員も無理ではないか。そう思い、やはり最初は契約社員やパートの身分で働く方がよいのかを判定していただくべく、精神科に受診をした。女性医師のご神託は私の予想とは異なり、 正社員待遇で、結局的にドンドン行くべし! というものであった。現在、求人に正式に応募した会社は母体が大企業である。なるほどそんな業界が介護ビジネスに意欲的に飛び込んできたら既存の会社や福祉法人も大変だぞと思う、立派な会社だ。サラリーもこの世界にしてはいい。ステップアップの階段がありそうで、厳しいが結果をだせば、それなりにランクアップできそうだ。一抹の不安はあるが、先生は、「医学的管理をきちんとしていけば、うまくやることは十分に可能。ここらでひとつ頑張りましょう。」といわれる。頑張ろうというお言葉を聞いたのは何年ぶりだろうか。 正式に1社に行動を起こした後、私は名刺ホルダーを引っ張り出し、かつて構築されていたネットワークをしばし見つめ、いくつかの事務所に電話をしてみた。 「お体、大丈夫ですか?」と電話の向こうで心から気遣っている言葉をもらう。こんなに嬉しいことはない。ある新人ケアマネの女性は、所長になっていた。私は本社に栄転された前任者の連絡先を教えてもらう。彼は私より少し年上で、密かに兄貴として人生スゴロクの悩みを相談したいと思っていた人だ。前職の時には私が営業を受ける側だった。本社に電話をすると丁重な返事が返ってきた。丁寧すぎてちょっぴりよそよそしくも感じる。彼は事業所の立ち上げで関係先に頭を下げまわって、社内でもたぶんヘルパーの気を遣い、そして栄転した。私は、「そちらに就職したいとか、どうのということもなく(実際はそれもあるが)業界の今の空気が知りたい。また、ざっくばらんに人生相談に乗って欲しい」という旨を伝えた。忙しいようで、アポイントは後日ケータイに連絡するということだった。で、あれから1週間経ったが連絡はない。ま、いいか。 心を病んだ中年男にすがりつかれてはたまったものではない、と思うのも仕方ない。でも、この会社には正式にこちらから応募する前に所長に電話で確認をとったほうがよさそうだ。 世の中がそんなに自分に都合よく回ることはないことはわかっている。しかし、退職した事業所へ電話してみても感じるのであるが、電話の向こうで、「おお!」というリアクションがけっこうありまして、なんというかこれまでの仕事ぶりの真の成績表を頂いているような感じがするのである。電話の向こうで縦線が3本入った顔を想起させるような返答ばかりだと打ちひしがれるであろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月08日 21時22分40秒
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