自分の人生がうまくいかずイライラしている。言い訳ができない年齢になってくると、自分のことは棚にあげて、政治を批判したり、他人の人生をやっかんだりしたくなるものだ。人生の折り返し残りが見えてきて、私の心は30代の時に比べて醜悪になってきた。自己嫌悪を感じるなあ。
しかし、今、この日記で何か不満をぶちまけてストレスを発散しようと思っても題材が見当たらないぞ。核問題や教育基本法の改正について考えても、ちっともこちらの気分はよくならない。とりあえず月曜日に医者か?
木曜日の夜だったか、22時頃にマリエルから電話があって、私はすぐさま歯を磨いてクルマを走らせた。これは私の敗北を意味するのだろうか。損切りしたはずなのだが。人気のない居酒屋で、ゆっくりと彼女の話を聞くことができた。(もちろん、私は酒はなしですよ)やつはスナック・パブの類を何件も掛け持ちしてバイトをしている。ホステスとしての自信は持っていて、これはいい事だと思う。同伴・アフターをまったくしないのもどうかと思う。もう6年も続く夫との離婚問題だが、DV夫は20万円金をよこしたら離婚届の判を押すという。その20万円を彼女は持っていなくて、自由の身になれない。この私も当然、そのような援助をするお金はない。もし、あるからといって金を出すことについて、私の友人はほぼ皆反対するだろう。彼女の希望は早く離婚して、独身の気分を満喫することなのである。「お客さんから、ひっぱったらどうだ?」と悪魔の囁きを言ってみたら、独身で営業している身でできぬという。ウソは得意分野ではないかと思うのだが。
この「20万円話」そのものが眉唾だったりして。
マリエルも同様だと思うが、どうしてこんな女と腐れ縁のごとく繋がっているのだろう。後輩Sは「日本人女性でもイケますよ!」と勇気付けてくれるのに。
不安と焦燥に駆られている今、私は誰に心を寄せることもできない。まさか、この歳になってこんなに孤独をつらく思うとは思わなかった。若い時は孤独を好んだのだが。
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