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テーマ:仕事しごとシゴト(23735)
カテゴリ:マリエル/後輩S
※今回の日記は、かつての勤め先を訪問した際に、その人のその時分の人間関係の良し悪しが瞬時にわかるということを書いている。
現在AM1:00なり。9時頃に疲れてnorahを聴きながら横になったらいつもように眠りに入り、妙な夢で目が覚めた。こんなとき、いつも身体がジンジン震えている。じっさい、ぶるぶるとしながら起き上がることになる。不安感もあり。医学的になんというのかわからないので説明できぬが、うつ病による症状であることは間違いない。サカキが夢に出ていたが内容はあっというまに忘れてしまった。 サカキは20歳のピチピチした女の子だった。老人ホーム裏手の駐車場を見ていると、サカキのお父さんが付き添いで来ていて、駐車の練習をしていたものだ。お父さんが駐車位置を確認しながら、よし、いいぞ!みたいに声をかけているという父と娘の微笑ましい光景であった。私は施設内の窓からニヤニヤしながら見ていたものだ。あれから月日は13年くらい経って、サカキはその施設の介護の指導者となっている。今日の夕方、施設の事務所へ見たサカキは、しっかりとした顔つきで隙がなく、だが、慈愛にも満ちた、介護のプロフェッショナルとして理想的な表情をしていた。 私は、ケアマネのK子さんに会いにいった。K子さんは今日も忙しく利用者宅を訪問していた。私はK子さんとサカキの間のひとつ空いた机に着席して、彼らが一日の記録やその他、仕事をしている中で、たわいもないおしゃべりをしていた。3人の空間には笑いが絶えなかった。笑わせているのは私であり、なんというかいつものおぎーのワールドを展開させると、彼女たちはそれに応じてくれる。昔、いっしょの釜の飯を食べた仲間は月日を経てもその関係は変わらない。彼らとのリレーションシップがよかったからこういう流れとなる。 この施設を訪問する前には、これまで勤めていた職場も訪問した。歓迎してくれる。だいたいは。だが、私の姿を見て“ギクリ”とする職員もいるわけである。それは関係が悪かった相手だ。私は彼女ら(ふたりとも品のいい奥さんだが)の直属の上司だったからである。私と同年代の、掛け値なく美人であるこの2名には嫌われていたな。上司という存在は、いきなり登場するとギクリとするものだ。先輩という存在は、「わぁ~(はーと)」と思うものらしい。 ぼんやりしていた脳内がようやく覚醒してきた。 ようするに、いきなり以前の職場の人が登場して、好意を持つ相手の場合は「わぁ~(はーと)、え~!どうしたんですかぁ?」となり、嫌いだった相手の場合は「ギクリ!」となる。このリアクションは人間たるもの決して取り繕うことができないことで、相手である私は瞬時に察する。その後「やあ、ひさしぶりですね」なんてにこやかに声をかけても2,3おざなりな会話をするだけである。それでも8割方の相手は、「その後、お加減は大丈夫ですか?」なんて声をかけてくれるから、基本として私はいい人と判定してよさそうである。 この手の日記は、日記帳に書くべきものだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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